令和4年度 獨協医科大学大学院 看護学研究科シラバス
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抑うつ状態にある患者への支援(ケアおよび医療者・家族 事例(精神的問題を抱えるがん患者)に基づき、患者・家 - 256 -精神看護学特論Ⅵ(リエゾン精神看護) 科目名・英名 Psychiatric and Mental health Nursing Ⅵ 教員名 関根 正、加藤 郁子、佐々木 佑架 単位数 2単位 リエゾン精神看護の目的や発展の経緯、求められる時代的背景とリエゾン精神看護専門看護師の役割と機能について、活動に必要な諸理論や概念、技法についての理解を深める。その上で、精神的諸問題を抱える患者のアセスメントと直接ケアおよび間接ケアの目的と技法について学修する。さらに、医療者へのメンタルヘルス支援のあり方についても学修する。 科目概要 リエゾン精神看護専門看謹師として、精神的問題をもつ患者に対してケアとキュアを融合した高度な看護授業目的 実践を展開するために必要な知識と技法を修得する。 倫理課題について多角的に分析し、対応できる能力を養う。 1.リエゾン精神看護の目的や発展の経緯、求められる時代的背景について説明できる。 2.リエゾン精神看護専門看護師の目的、役割、機能について説明できる。 3.身体疾患患者にみられる精神的問題のアセスメントや診断、直接ケアおよび間接ケアの基本的な考え方や到達目標 技法について説明できる。 4.看護師のメンタルヘルスに関する問題の動向を調べ、医療者と組織に対する支援のあり方について検討できる。 5.リエゾン精神看護専門看護師としての役割と機能について自分の考えを述べることができる。 回 リエゾン精神看護の役割と機能 1 リエゾン精神看護専門看護師が行う直 2 接ケア(支持的面接) リエゾン精神看護専門看護師が行う直 3 接ケア(リラクセーション法) 4 リエゾン精神看護専門看護師が行う間 接ケア(コンサルテーション) 5 リエゾン精神看護専門看護師が行う間 接ケア(メンタルヘルス支援) 6 リエゾン精神看護専門看護師が行う間 接ケア(調整、ケアの変革の促進) 授業7 抑うつ状態の患者に対する治療と効果 抑うつ状態の患者への治療と効果について学修する。 計画 せん妄、不眠のある患者に対する治療 緩和医療におけるせん妄、不眠のある患者に対する治療と 8 抑うつ状態にある身体疾患患者への支 9 援 せん妄状態にある身体疾患患者への支 10 援 攻撃的な状態にある身体疾患患者への 11 支援 12 終末期や告知を受けた身体疾患患者へ の支援 13-14 精神的問題を抱える身体疾患患者への 支援の展開 15 リエゾン精神看護の課題と今後のあり方 リエゾン専門看護師としての役割と機能についてまと授業外における 15 回目の講義に向けて、自らの課題について討議するレポートを作成すること。 学習・時間 授業外学習は、配付資料を基に講義内容を整理すること。 評価方法 講義への参加状況(発言、プレゼンテーション、討議への参加状況):60% レポート:40%(A4 用紙2 枚程度のレポートを作成する) 必修・選択 単元主題 選択 開講年次 リエゾン精神看護の発展や求められる時代的背景につい て理解し、専門看護師の役割と機能について学修する。 リエゾン精神看護専門看護師が行う支持的面接(患者・家 族面接)の目的と技法について学修する。 リエゾン精神看護専門看護師が行うリラクセーション法 の目的と技法について学修する。 リエゾン精神看護専門看護師が行うコンサルテーション の目的と技法について学修する。 リエゾン精神看護専門看護師が行う医療者へのメンタル ヘルス支援とアサーション技法について学修する。 リエゾン精神看護専門看護師が行うコーディネーション や倫理調整、ケアシステムの変革等について学修する。 効果について学修する。 調整等)と支援の実際について学修する。 せん妄状態にある患者への支援(ケアおよび医療者・家族 調整等)と支援の実際について学修する。 怒り・攻撃的な状態にある患者への支援(ケアおよび医療 者・家族調整等)と支援の実際について学修する。 終末期や告知を受けた患者への支援(ケアおよび医療者・ 家族調整等)と支援の実際について学修する。 族への支援と看護師への支援について展開し、プレゼンテーションする。 め、プレゼンテーションする。 科目区分 1年次/後期 授業形態 授業内容 専門科目 講義・演習 担当者 関 根 正 加藤 郁子 佐々木 佑架 関 根 正 1~2 時間程度

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