授業外における - 266 -精神看護学実習Ⅲ(直接ケア) 科目名・英名 Advanced Practicum of Psychiatric and Mental Health Nursing Ⅲ 関根 正、石川 純子 東横惠愛病院実習指導者)佐藤恵美子、進藤光子 順天堂越谷病院実習指導者)佐々木竹美、金澤恭子、中澤まゆみ 教員名 単位数 4単位 精神科医療施設において、直接的看護介入を実施し、スーパービジョンを受けることで、ケース理解を深め、提供した科目概要 看護介入を評価することで、より専門的な高度看護実践能力を習得する。 精神疾患患者を身体的、精神的、社会的な側面からアセスメントし、医学的な問題を明確にすることで、ケアとキュア授業目的 を統合し、卓越した判断能力や直接的ケア能力を養うことを目的とする。 専門分野における最新の知見と技術を備え、根拠に基づいた高度な看護実践能力を修得する。 1. 精神疾患患者を担当し、精神症状の査定、精神力動の査定、精神療法的関係つくりを通して、直接的看護介入を実施する。 2. 病棟において定期的にカンファレンスを実施し、病棟スタッフからケアに対する評価を得るとともに、看護チーム、医療チームとの調整・連携を行う。 到達目標 3. 提供した看護介入に対し、教員または臨床指導者からスーパービジョンを受け、看護介入の意味を精神療法的な観点を踏まえ考察する。 4. 実習病棟または病院において参加観察を行い、病棟内力動を査定しながら、病棟カンファレンス等の場を通して病棟内力動に介入する。 5. 学内において、事例のケースプレゼンテーションを行い、教員および他の学生とのディスカッションを通して、評 価を行う。その際、学生は交代で司会を実施し、事例検討の進行について体験的に学習する。 実習施設 一般財団法人聖マリアンナ会東横惠愛病院 順天堂大学医学部付属順天堂越谷病院 実習期間 4 週間、1 時限~4 時限 事前調整: 1. 具体的な実習日程は1 年次後半ころに決定する。 2. 実習前2~3 週間前に病院指導者にメールで連絡し、実習期間のスケジュールや準備事項等について確認しておく。 実習内容: 1. 精神疾患患者2 名を担当し、包括的に検討し、患者のQOL 向上のための援助あるいは治療的介入内容の適用とその実習内容 方法について立案し、実践する。 2. 担当する患者が地域生活に移行するためにどのような問題があるのかを評価し、地域医療、福祉施設との連携やサービスの活用をどのように得るべきかを幅広い視点をもって考える。 カンファレンス: カンファレンスの開催日程は、早めに教員に連絡し調整すること。 1. 中間カンファレンス 毎週末に開催し、実習の進捗状況の報告を行う。 2. 最終カンファレンス 診断、治療、直接ケア、精神科ケースマネジメントの実際について振り返る。 実習目標に沿った実習目標の作成、日々の実習のまとめ、カンファレンスのための準備。 学習・時間 実習の事前準備から、実習終了までの全過程を通じて形成評価とする。 評価方法 実習計画の作成(15%)実習態度(10%)実習成果の発表(15%)実習目標の達成度(60%) 「精神看護学特論Ⅱ」から「精神看護学特論Ⅷ」、および「精神看護学演習」のテキストならびに参考書を参照 テキスト・参考書 履修上の注意 「精神看護学特論」ならびに「精神看護学演習」の授業内容を十分に復習してから実習に臨むこと。 実習指導者と共に行動しながらも、実習への取り組みは主体的・自律的に進める。 学修を深めるために、相談、討論を積極的に活用する。 質問への対応 (オフィスアワー・Email) オフィスアワー:学内実習日の12 時から13 時 E-mail:t-sekine@dokkyomed.ac.jp(E-mailは、随時受けつける) 必修・選択 選択 開講年次 2年次/前期 科目区分 専門科目 授業形態 実習 実習中2 時間
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