令和4年度 獨協医科大学大学院 看護学研究科シラバス
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- 267 -精神看護学実習 Ⅳ(リエゾン精神看護) 科目名・英名 Advanced Practicum of Psychiatric and Mental Health Nursing Ⅳ 関根 正、石川 純子 教員名 実習指導者)佐々木 佑架 単位数 2単位 本実習は専門看護師の医療施設におけるコンサルテーション、コーディネーション実習、直接ケア実習から構成される。コンサルテーションでは、専門看護師によるコンサルテーションの見学を通して、どのような手順でコンサルテーショ科目概要 ンを進めるかについて学修する。コーディネーションについては、ケースマネジメントをはじめ、治療や援助が円滑に進むための調整のアセスメントや方法の実際を学修する。本実習を通して専門看護師としての素養を養う。直接ケア実習では、受け持ち患者に対するケアを行ない専門看護師としてのスーパービジョンを受ける。 授業目的 専門看護師が医療施設で担っているコンサルテーション、コーディネーションの役割と機能を学修する。 専門分野における最新の知見と技術を備え、根拠に基づいた高度な看護実践能力を修得する。 1. リエゾン精神看護を必要とする精神的な問題をもつ患者に対して、患者の状態に適した直接ケアを計画し、実施と評価ができる。 2. コンサルテーションについて、スーパービジョンを受けながらケース理解を深め、看護介入し活動の評価を行うこ到達目標 とを通して、より専門的な看護実践能力を習得する。 3. コーディネーションをする組織の特徴を踏まえて、問題解決のための介入を計画し、実践することができる。 4. 高度実践看護活動の役割の一部が実行できる。 実習施設 獨協医科大学埼玉医療センター 実習期間 2 週間、1 時限~4 時限 1.リエゾン精神看護の実際について、リエゾン領域のCNS の活動に同行し、リエゾン精神看護における対象および場の特徴を理解するとともに、実践・コンサルテーション・調整・倫理調整・教育などのCNS の役割と機能について参加観察を通して学習する。 2.1 日の終わりに、CNS および担当教員とカンファレンスを実施し、その活動の意図や方法について検討する。 実習のすすめ方: 実習内容 1.コンサルテーションのケースに対して、専門的知識を用いてケース理解を深めるとともに、対応を必要とする課題やアプローチ方法について検討し、CNS および担当教員からスーパービジョンを受ける。CNS のコンサルテーションの実施場面を参加観察し、コンサルタントの反応も聞きながら活動の評価を行う。 2.最終カンファレンスにおいて、CNS の役割と機能について学習したことを発表し、ディスカッションを通して、学びを共有する。その際、学生は交代で司会を実施する。その他、各自の実習の焦点に合わせ、学びを発表し、実習全体の学びを相互に共有する。 授業外における 実習目標に沿った実習目標の作成、日々の実習のまとめ、カンファレンスのための準備 学習・時間 評価方法 実習の事前準備から、実習終了までの全過程を通じて形成評価とする。 実習計画の作成(15%)実習態度(10%)実習成果の発表(15%)実習目標の達成度(60%) 「精神看護学特論Ⅱ」から「精神看護学特論Ⅷ」、および「精神看護学演習」のテキストならびに参考書を参照 テキスト・参考書 「精神看護学特論」ならびに「精神看護学演習」の授業内容を十分に復習してから実習に臨むこと。 実習指導者と共に行動しながらも、実習への取り組みは主体的・自律的に進める。 学修を深めるために、相談、討論を積極的に活用する。 履修上の注意 質問への対応 (オフィスアワー・Email) オフィスアワー:学内実習日の12 時から13 時 E-mail:t-sekine@dokkyomed.ac.jp(E-mailは、随時受けつける) 必修・選択 選択 開講年次 2年次/前期 科目区分 専門科目 授業形態 実習 実習中2 時間

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