1.共通科目の科目構成 2.専門科目の科目構成 - 27 -科目の構成 共通科目は、18科目を設け、必修(4科目)、選択(14科目)とした。 必修科目は、保健医療福祉との連携のあり方を探究する「保健医療福祉特論」、修士論文の作成に必要な研究に関する基礎知識のコアとして「保健統計学」、「看護研究Ⅰ(概論)」、「看護研究Ⅱ(量的・質的研究)」で構成する。 選択科目は、組織運営に参画する専門職業人のあり方を探求する基盤としての「看護管理・政策論」、医療現場や研究活動の中で活用される「看護情報科学特論」、保健医療従事者としての倫理規範を確立する基盤として「生命倫理」「看護倫理」、高度医療における的確な看護診断と看護的治療の為の理論枠組を学ぶ「看護理論」、保健行動の形成維持や行動変容に有効な「行動理論」、教育の定義や本質、教育学における基本概念や理論を学ぶ「看護教育学」で構成する。さらに、看護実践者としての最新の知識や技術を獲得するために、「臨床看護薬理学」「フィジカルアセスメント」「臨床看護病態生理学」「コンサルテーション論」及び「国際医療保健論」「国際言語文化論入門(英語分野)」「遺伝子診断と疾患の分子生物学」も開講する。 これらは、学修者の準備性や内容の順序性を考慮し、必修科目は1年次に開講し、選択科目は1、2年次に開講し、柔軟に学修ができるよう構成した。 専門科目の「基盤・機能看護学」と「実践看護学」の各研究分野に配した特論は、各研究分野の対象や支援方法の特性・特徴等の専門性を理解する基本概念や理論、さらには最新の知見を学修するものとする。 「基盤・機能看護学」研究分野は、実践看護学の共通要素である「看護技術」「看護管理」「看護教育」「感染看護」に関する特論科目として、「基礎看護学特論」、「看護管理学特論」、「生体防御・感染看護学特論」を、教育については「シミュレーション教育論」で構成する。 また、演習科目として、「基盤・機能看護学演習Ⅰ」「基盤・機能看護学演習Ⅱ」を設けて構成する。 「実践看護学」研究分野は、複雑な看護問題をもつ対象の理解と看護支援に関する科目を発達段階・健康レベル・生活の場の特性からとらえ構成する。 女性のライフサイクルと健康に関する「女性健康看護学特論」、健康及び健康障害のある子どもの成長発達を支援する「小児看護学特論」を構成する。さらに、治療やリハビリテーション、終末期看護を必要とする成人・老年者の療養支援に関する「慢性看護学特論Ⅰ(セルフケアの再獲得)」、「慢性看護学特論Ⅱ(セルフマネジメント)」、「がん看護学特論」、「がん終末期看護特論」、「老年看護学特論Ⅰ(老年病看護学)」、「老年看護学特論Ⅱ(認知症高齢者看護)」を設定する。施設や在宅療養の支援や健康管理・教育に関する「老年施設看護特論」、「地域看護学特論」、「在宅看護学特論」を構成する。 また、これらの科目に共通する心理・精神的な健康問題と看護支援に関する「精神看護学特論」の計12科目を構成し、演習科目として、「実践看護学演習Ⅰ」、「実践看護学演習Ⅱ」を構成する。
元のページ ../index.html#29