令和4年度 獨協医科大学大学院 看護学研究科シラバス
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「基盤・機能看護学」研究分野の主な科目は、「基礎看護学特論」、「看護管理学特論」、「生体防御・ - 28 -感染看護学特論Ⅰ(感染看護)」、「生体防御・感染看護学特論Ⅱ(生体防御機能)」である。 (1)「基礎看護学特論」は、看護の基礎的概念や理論を理解し、それらの概念に基づいたさまざまな看護技術のエビデンスを検証するための方法論を学び、創造的で新たな技術開発の可能性について探求する。また、看護技術提供に潜む倫理的問題と配慮について学修する科目である。 (2)「看護管理学特論」は、組織が発展し機能するための看護マネジメントについて、看護管理の歴史的変遷と看護サービスに関連する保健医療制度、看護政策、マネジメントの概念や理論について学修する科目である。 (3)「生体防御・感染看護学特論Ⅰ(感染看護)」は、感染が成り立つメカニズムのうち、病原体と感染経路、がんや未熟児・新生児・老年者など易感染宿主に対する感染看護について学修する科目である。 (4)「生体防御・感染看護学特論Ⅱ(生体防御機能)」は、感染が成り立つメカニズムのうち、宿主の生体防御機能に着目し、免疫機能の向上を図る看護アプローチについて学修する科目である。 「実践看護学」研究分野の主な科目は、「女性健康看護学特論」、「小児看護学特論」、「慢性看護学特論Ⅰ(セルフケアの再獲得)」、「慢性看護学特論Ⅱ(セルフマネジメント)」、「がん看護学特論」、「がん終末期看護特論」、「老年看護学特論Ⅰ(老年病看護学)」、「老年看護学特論Ⅱ(認知症高齢者看護)」、「老年施設看護特論」、「地域看護学特論」、「在宅看護学特論」、「精神看護学特論」である。 (1)「女性健康看護学特論」は、リプロダクティブ・ヘルス/ライツの概念を理解し、性と生殖に関する女性の健康と人権について探求する。また、女性のQOLにおけるライフサイクル各期の健康支援にむけて、効果的な女性の健康支援と支援のために必要な能力、および看護専門職の役割について探求する科目である。 (2)「小児看護学特論」は、子どもと家族を支援するために、生涯発達の視点に立ち、子どもの成長・発達と養育環境を理解し、基盤となる理論や支援方法を探究し、また、社会・文化の変化に応じて、子どもと家族を支援するうえの課題を学修する科目である。 (3)「慢性看護学特論Ⅰ(セルフケアの再獲得)」は、障がいを抱えながら社会復帰する慢性疾患患者の理解とセルフケアの再獲得を必要とする成人を対象として、リハビリテーションやICFの概念をふまえ、その視点から疾病や障がいを理解するとともに、支援方法について学修する科目である。 (4)「慢性看護学特論Ⅱ(セルフマネジメント)」は、慢性疾患が個人とその家族の健康や生活に及ぼす影響と療養行動の特性をとらえるとともに、慢性疾患患者の看護に有用な概念や理論、看護支援について学修する科目である。 1)「基盤・機能看護学」研究分野の主たる科目 2)「実践看護学」研究分野の主たる科目構成

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