3.科目の配当年次 - 30 -(2)「基盤・機能看護学演習Ⅱ」及び「実践看護学演習Ⅱ」は、文献を構造的に読解するための基礎的な能力を養うことを目的とする。教育内容は、まず、文献講読に先立ち必要な基礎知識を得るために、研究関連の成本を抄読会の形成で学修し、次に、これらの知識をふまえ、関心あるテーマに関する国内・外の文献を教材とし、検索・精読・クリティーク・プレゼンテーションを繰り返し展開する。 特別研究の科目は「特別研究Ⅰ」「特別研究Ⅱ」である。 (1)「特別研究Ⅰ」は、研究に必要な能力を身につけるために、研究課題を焦点化し、研究方法の選定、研究計画書の作成、研究倫理審査申請書の作成・提出を学修する科目である。 (2)「特別研究Ⅱ」は、研究に必要な能力を身につけるために「特別研究Ⅰ」で立案した研究計画書に沿って、計画した対象からデータを収集・分析し、これらをもとに研究論文の要件を満たすよう修士論文を完成し、発表する科目である。 共通科目の中で、保健医療福祉の現況を理解し、看護の置かれている状況を把握する。 さらに、研究に関するコアとなる基礎知識を学修する科目は必修とし、すべて1年次に配当する。演習科目及び特別研究以外の共通科目と専門科目の選択科目は、1・2年次の学生がいずれでも受講できるよう配当する。 専門科目演習と研究科目は、「看護学演習Ⅰ」において、個々の看護体験を、事例を通してまとめ、「看護学演習Ⅱ」における関連文献の購読を通して得られた知見に基づき、看護現象を理論や概念から考察する。これらの学修をベースとして「特別研究Ⅰ」では、自己の研究テーマを焦点化し、研究計画書を作成していく。従って、3科目を並行して関連づけながら履修を進めることで、学修効果が高まることから、1年次通年科目として配当する。 「特別研究Ⅱ」は、「特別研究Ⅰ」で立案した研究計画に基づく、研究の実施と成果を修士論文としてまとめ、発表する一連の過程を展開することから2年次通年科目として配当する。また研究科目は、学修者の到達度を段階的に評価することができるよう「特別研究Ⅰ」「特別研究Ⅱ」に分けて、単年次科目として配当する。 4)「特別研究」科目の構成
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