令和4年度 獨協医科大学大学院 看護学研究科シラバス
49/380

- 47 -(オフィスアワー・Email) 行動の観察と記録 9 10 実験計画法 オペラント条件づけ (形成化、促進化、連鎖化) レスポンデント条件づけ 11 12 情動条件づけ 13 徹底的行動主義 14 まとめ 15 テキストはウィリアム・M・ボーム 著 森山哲美 訳の『行動主義を理解する―行動・文化・進化』です。この本を授業と並行して必ず読んでください。そして、適切な看護を実践するには、「行動の科学」の知見(主に「行動の原理」)をどのように応用したらよいのか、いつも考えるようにしてください。 授業への参加状況、ならびにレポートの成績の両方で評価する。配点はそれぞれ50 点とする。合わせて 100 点となる。 レポートでは、看護実践場面で受講生の皆さんが実際に経験したさまざまな行動上の問題を行動理論の視 点から説明することを課題とします。 テキスト 授業外における学習・時間 評価方法 ウィリアム・M・ボーム著 森山哲美訳 (2016). 『行動主義を理解する―行動・文化・進化』二瓶社 テキスト・参考書 参考書 河合伊六・辻下守弘・小林和彦 著 (2009). 『リハビリテーションのための行動分析学入門』医歯薬出版 杉山尚子 著 (2005). 『行動分析学入門』集英社新書 授業では、テキストや参考書に即して講義が必ずしも行われるわけではありません。しかし、テキスト は必ず授業に並行して読み進めてください。不明な点があれば、遠慮なく質問してください。 評価方法のところで記したように受講生の皆さんが体験した行動上の問題を行動理論の視点から説明す ることを最終レポートの課題とします。提出されたレポートに対してコメントを記し返却します。 履修上の注意 質問への対応 質問等の連絡先は、CBM14246@nifty.com です。 特にオフィスアワーがあるわけではないので、いつでも質問してください。 行動分析学では行動を理解するために行動を観察して記録することが重要視されています。その方法について説明します。 行動を改変するための研究方法を紹介します。 行動を望ましい方向に変容するための具体的な方法について説明します。 行動に先行する環境事象によってもっぱら制御されるレスポンデント行動の学習であるレスポンデント条件づけについて説明します。この条件づけはパブロフの条件反射という学習です。 なんでもなかった事柄に対して快や不快といった情動を感じるようになるメカニズムについて説明します。 実験的行動分析学と応用行動分析学の哲学的基盤である徹底的行動主義について講義します。行動分析学の祖であるスキナーは、この視点にもとづいた「行動の科学」を提唱しました。 「行動の科学」である行動分析学について、行動の予測と制御の視点からその全体のまとめをします。 森山 哲美 1 コマ/30 分

元のページ  ../index.html#49

このブックを見る