- 69 -基盤・機能看護学演習Ⅱ(療養環境・看護技術) 科目名・英名 Seminar on Basic Nursing Ⅱ(Medical treatment environment and Nursing art and science) 教員名 板倉 朋世、河野 かおり 単位数 4単位 必修・選択 関心のある領域やテーマに関する文献を多数かつ丁寧に読解することで、①研究成果を実践に活用できること、②その領域やテーマに関する最新の知見を得ること、③研究テーマを見いだすこと、などのメリットがある。これらのいずれも専門家として備えるべき要件である。 本科目では、文献を構造的に解読するための基礎的な能力を養うことを目的とする。具体的には、学生の関心に沿って、テーマを選択履修し、グループ別に授業を進める。また、研修会、研究会、学会等へも参加する。 科目概要 ここでは、療養環境における「におい」(排泄に伴う尿臭・便臭、体臭、食事のにおい、アロマ等)の成分分析・特性・心身への影響、病状への影響に関するテーマと、自律神経活動、皮膚温、皮膚血流量を用いて看護技術がもたらす生理学的効果に関するテーマを対象とし検討する。 看護現象を科学的に分析・評価し、看護学を発展させるための基礎的研究能力に関する知識・技能・態授業目的 度を修得する。 環境調整技術・看護技術に関する国内外の文献講読を通して、最新の知見を得るとともに、文献の読到達目標 解・クリティークの方法、研究課題の焦点化やデータ収集・分析の方法について理解する。また、環境調整技術・看護技術の現状と課題について、その検証方法を実践し、看護技術の科学的根拠を明らかにできる能力を修得する。 回 1 ガイダンス 国内における環境調整技術に関する現状と課題 海外における療養環境の問題 2-5 6-10 課題発表 11 医療施設における療養環境の課題① 12-14 15-18 医療施設における療養環境の課題② 高齢者施設・在宅における療養環境の課題① 19・20 授業 計画 高齢者施設・在宅における療養環境の課題② 21・22 23・24 快適な療養環境創出にむけた実験的検証 実験の実施 実験結果のデータ分析・考察 25-27 28・29 実験結果の発表準備 実験結果の発表 30・31 研究課題の焦点化 32-35 36・37 キーワード抽出、文献検索方法の確認 看護技術の生理学的効果に関する各自が関心のある文献クリティーク 38-44 単元主題 選択 開講年次 本科目の進め方 文献検索とクリティーク文献カードの作成 文献の講読とクリティーク プレゼンテーションとディスカッション 海外文献の講読とクリティーク プレゼンテーションとディスカッション 第10 回までのクリティークの結果から、国内と海外における療養環境の問題を比較しプレゼンテーションする。 文献講読から明らかになった医療施設における療養環境の課題を調査する。 調査施設の選定と依頼、調査準備 実態調査の実施 文献講読から明らかになった医療施設における療養環境の課題を調査する。 調査施設の選定と依頼、調査準備 実態調査の実施 調査データ・分析データのまとめ 調査結果をまとめる 調査結果の発表とレポート提出 自らの研究課題をどのように焦点化するのかディスカッションし明らかにする。 検索する文献のキーワードを明らかにする 文献検索方法を確認する。 看護技術の生理学的効果に関する国内外の文献を対象とした文献検索をし、文献を入手し精読・クリティークを行う。 1年次/通年 授業内容 科目区分 専門科目 授業形態 演習 担当者 板倉 朋世 河野かおり
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