時間外学習における - 84 -学習・時間 地域看護学持論 科目名・英名 Advanced Lecture of Community Health Nursing 教員名 守田 孝恵、大野 佳子、桐生 育恵 単位数 2 単位 必修・選択 地域看護の定義について、地域を志向した看護と地域を基盤においた看護の機能から、公衆衛生看護と在宅看護の理論基盤について概説する。その中で、公衆衛生看護の目的が、「自らの健康やQOLを維持・改善する能力の向上及び対象を取り巻く環境の改善を支援することにより、健康の保持増進、健康障害の予防と回復を促進し、もって人々の生命の延伸、社科目概要 会の安寧に寄与することである」このことについて、具体的な方法、対象、目標、活動の場、強調する予防次元、具体的な実践活動例をとおして説明する。また、それらの特徴的な活動方法・技術を明確にすることにより、公衆衛生看護の専門性について探求するとともに、実践活動の質の向上と、その活動を担う看護職の専門的能力の向上を図る。 地域看護学領域における看護現象を科学的に分析・評価するため、関連事項を幅広く理解する。 看護学を発展させるための基礎的研究能力を習得する。 授業目的 1. 地域看護学の機能について、公衆衛生看護と在宅看護の側面からそれらの特徴を検討する。 2. 個人家族と地域(コミュニティ)の健康課題を連動させながら対象の生活に視点をおいた支援について検討する。 3. 個人家族と地域(コミュニティ)を包括した地域診断について実践できる。 4. 対象とする地域(コミュニティ)や関係機関との協働について健康を支えるシステムの創生について検討する。 5. 地域看護の実践と学術活動の融合について検討する。 目標 回 1 オリエンテーション 「個」から「地域」へ広げる保健師活動 2-3 4 地域診断の手法 5 地域診断につなげる事例の束ね 事例からみる地域診断 6 保健事業実績と保健統計 授業計画 7 地域を対象とした活動 8 地域組織の分類と活動の特性 地域診断の方法論 9-10 11 関係機関や地域組織との連携 12 地域ケアシスメムの構築 13 地域ケアシステムのメンテナンス 地域ケアシステムの維持向上のための実践 14 地域看護管理 15 まとめ 毎回の授業につき3 時間の学習を要する。 評価方法 プレゼンテーションの適切な準備、実施評価40%、ディスカッションへの参加度評価30%、レポート評価30%とする。 1. 守田孝恵編著(2013): 展開図でわかる「個」から「地域」へ広げる保健師活動,クオリティケア 2. 金川克子, 早川和夫 監訳(2007): コミュニティアズパートナー 地域看護学の理論と実際(第2 版),医学書院. テキスト・参考書 3. 守田孝恵編著(2021): 保健師活動を展開する扉, クオリティケア その他、授業中、随時紹介する。 履修上の注意 質問はメール・オフィスアワーで対応する。 オフィスアワー:12 時~13 時(水曜日) 質問への対応 (オフィスアワー・Email) Email: 守田 孝恵 t-morita148@dokkyomed.ac.jp、 大野 佳子 y-oono182@dokkyomed.ac.jp 単元主題 選択 開講年次 講義の概要 事例把握、地域診断、活動計画、実施評価、改善の実践活動について、PDCA理論から分析する 地域診断の理論と実際 地域診断のための保健事業実績と保健統計 地域診断に基づく活動展開 地域組織活動の特性と分類を考える ①事例把握の方法 ②地域の実態の分析 地域診断に基づく活動展開における「連携」を考える 地域ケアシステムの構築とは何か、実践的に考える 地域看護管理に関する概念、理論、方法論 地域看護学の今後の実践的課題とまとめ 1・2年次/前期 授業内容 科目区分 専門科目 授業形態 講義 担当者 守田 孝恵 大野 佳子 桐生 育恵 1コマ/3 時間
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