令和4年度 獨協医科大学大学院 看護学研究科シラバス
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- 87 -授業外における テキスト・参考書 (オフィスアワー・Email) 実践看護学演習Ⅰ(母性看護学) 科目名・英名 Seminar on Practical Nursing Ⅰ(Women’s health Nursing) 教員名 礒山 あけみ、水畑 喜代子、西岡 啓子 単位数 4単位 必修・選択 看護における研究の主要な意義は、特定の現象をエビデンスに基づいて深く理解し、その後の実践に活かすことである。すなわち、実践で体験した技法を経験知として深め、エビデンスを探求しながら定着する作業である。この積み重ねにより、看護実践力の向上につながるものである。 本科目では、研究疑問を分析する一連の能力を身につけることで、自己の課題を明確にし、改善するための方法を見いだす能力を養うことを目的とする。具体的には、学生は自分の関心のあるテーマを選択し、グループ別に学習を進める。学外の研究会や検討会にも積極的に参加し、そこで得た学びをさらに討論会を通して理解を深める。この科目では、ウィメンズヘルス、周産期母子支援、助産師基礎教育、現任教育などに関するテーマを対象とする。 科目概要 授業目的 臨床疑問を解決する能力を養うことを目的とし、エビデンスの検索と纏め方を獲得する。 1.各自が体験した実践例を取り上げ、臨床疑問(Clinical Question)をPICO に記述し、それ関するエビデンスを検索して纏め、文献検討・レビューを行う。 到達目標 2.この成果を実践にどのように活かせるかディスカッションを行い、残る疑問・課題は何かを明確にし、 研究課題(Research Question)につなげる。 回 ガイダンス 1 実践事例の分析・評価に基づくウィメンズヘルス・母性看護学、助産学教育・現任教育上の課題 2-30 授業 計画 臨床疑問をPICO に記述する。 エビデンスを検索して纏める。 31-57 58-60 まとめ 各自が実践上、エビデンスが不明であったり、疑問に思っていたことに関する国内外の論文を検索して、纏める。学習目標に沿った事前学習の資料を全員が作成して出席すること。 学習・時間 授業準備・予習40%、プレゼンテーション・レポート20%、授業への参加度(ディスカッション・積極性)40%により評価する。 評価方法 参考書 バーンズ&グローブ(2015)看護研究入門原著第7版-評価・統合・エビデンスの生成,エルゼビアジャパン 牧本清子(2013)エビデンスに基づく看護実践のためのシステマティックレビュー,日本看護協会出版会 福原俊一(2019)臨床研究の道標上巻第2版、認定NPO法人健康医療評価研究機構 福原俊一(2019)臨床研究の道標下巻第2版、認定NPO法人健康医療評価研究機構 自己の看護の体験を言語化する。さらにウィメンズヘルス・周産期母子支援、助産師基礎教育、現任教育上の課題を、実践を通して議論する授業であるため、主体的・積極的に、学習計画を立案することが求められる。 履修上の注意 質問への対応 授業時に提示する。 選択 単元主題 開講年次 本科目の授業目標、展開方法を説明する。学生と共に授業計画を立案する。 各自が順番に事例を持ちより、分析する。 事例は、自分の経験した事例とする。特に印象的な事例や疑問が残ったままの事例など、気になる事例を取り上げる。 まとめたエビデンスの文献レビューを発表する。 文献レビューの発表内容から実践にどのように活かせるか、残る疑問は何かをディスカッションする。 自己の関心や課題をプレゼンテーションする。 1年次/通年 授業内容 科目区分 専門科目 授業形態 演習 担当者 礒山 あけみ 水畑 喜代子 西岡 啓子 1 コマ/30 分

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