時間外における - 92 -実践看護学演習Ⅰ(地域看護学) 科目名・英名 Seminar on Practical Nursing Ⅰ(Community Health Nursing) 教員名 大野 佳子、守田 孝恵、桐生 育恵 単位数 4単位 看護における事例分析の主要な意義は、特定の事例を深く理解し、その後の実践に活かすことである。すなわち、個人が体験した実践を経験知として深め、定着する作業である。この積み重ねにより、実践力の向上につながるものである。本科目では、主に保健師の活動事例を分析できる一連の能力を身につけることで、地域看護活動の課題を明確にし、解決策を見出すための方法を検討する。地域診断力や連携調整科目概要 力を養うことを目的とする。具体的には、院生は関心のあるテーマと地域を選択し、地域住民の集まりや地域連携部門などでの検討会にも積極的に参加し、そこで得た学びをさらにディスカッションを深め、活動事例の分析を行う。ここでは、地域保健活動(個人、集団、地域への援助、地域診断、地域ケアシステムの構築)に関する活動事例を対象に検討する。 授業目的 看護実践例の分析を通して、最新の知見を有し根拠にもとづいた看護実践を理解する。 倫理的課題について多角的に分析し、対応できる能力を習得する。 1. 地域看護活動の現象から検討課題を抽出する。2. 課題を分類整理する。 3. 課題の改善解決方策を立案する。到達目標 4. 活動全プロセスを評価する。 5. 検討事例をわかりやすくプレゼンテーションする。 6. プレゼンテーションした内容について討論を進める。 7. 理論を用いて事例を分析する。 回 1 ガイダンス 地域の実践例の整理 2-30 授業計画 事例検討 31-56 57-60 本科目のまとめ 毎回の授業につき3 時間の時間外学習を要する。 学習・時間 評価方法 授業参加度(準備性・積極性)25%、プレゼンテーション25%、作成資料25%、事例レポート25%で評価する。 1. 金子仁子 編著(2017) : 行政看護学. 講談社 2. Robert K. Yin . Case Study Research and Applications: Design and Methods. SAGE ,2017. テキスト・参考書 その他、授業中、随時紹介する。 履修上の注意 主体的な取り組みを期待する。 質問への対応 (オフィスアワー・Email) オフィスアワー:12 時~13 時(水曜日) Email: 大野 佳子 y-oono182@dokkyomed.ac.jp 、守田 孝恵 t-morita148@dokkyomed.ac.jp 必修・選択 単元主題 選択 開講年次 授業の進め方 保健所、市町村などの行政機関および産業、学校における地域看護活動の実践例を素材に、地域看護学の機能と看護専門職としての役割を探求し、その成果をプレゼンテーションする。 以下に実践例のカテゴリーを示す。 1)保健所、市町村、産業、学校などにおける保健活動 2)地域(領域)における健康危機管理活動 3)地域包括ケアシステムの構築 4)保健プログラムの開発・実践 5)保健師・養護教員の現任教育、卒後教育 6)保健師教育、実習指導 上記の成果をふまえ、各地の保健所、市町村などの行政機関、産業、学校における地域看護活動における各自の事例を持ち寄り検討する。 必要時、フィールド活動を行う。その場合は、活動の計画立案、評価を行う。 全体のまとめを行う。 1年次/通年 授業形態 授業内容 科目区分 専門科目 演習 担当者 大野 佳子 守田 孝恵 桐生 育恵 1 コマ/3 時間
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