令和4年度 獨協医科大学大学院 看護学研究科シラバス
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- 97 -実践看護学演習Ⅱ(慢性看護学) Seminar on Practical Nursing Ⅱ(Chronic Illness and Conditions Nursing) 科目名・英名 教員名 鈴木 珠水 単位数 4単位 関心のある領域やテーマに関する文献を多数かつ丁寧に読解することで、1. 研究成果を実践に活用できる 2. その領域やテーマに関する最新の知見を得る 3. 自らの研究テーマを見いだす、などのメリットがある。これらのいずれも専門家として備えるべき要件である。 科目概要 本科目は、文献を構造的に解読するための基礎的な能力を養うことを目的とする。具体的には、学生の関心に沿って、テーマを選択履修し、グループ別に授業を進める。授業の進め方として、学生が解読する文献を検索し、それをプレゼンテーションし、その後、討論を通して、当該研究に対する理解を深める。また、研修会、研究会、学会等へも参加する。 「最新の知見と技術を有し、根拠に基づいた高度な看護実践能力」を培うこと、ならびに「看護現象を科学的に分析・評価し、創造的な実践を開発する研究能力」を培うために、基盤となる文献を活用する能力を獲得する。 1.国内外の文献講読を通して、下記に示すことが学修できる。 2.関心ある文献を検索し、入手できる。 3.文献を構造的に読解し、プレゼンテーションできる。 4.研究論文をクリティークできる。 5.研究論文の構成を理解し、論文の書き方を説明できる。 6.取り組みたい研究テーマ及び研究手法を検討できる。 授業目的 到達目標 回 ガイダンス 1 研究論文をクリティークするための基礎知識 2-30 文献クリティークの実際 履修者が選択した慢性疾患患者、看護に関連した研究論文の紹介とクリティーク 授業 計画 31-50 学会、研究会、勉強会へ参加する (1-2 回程度) 51-59 総括 60 授業外における 臨床実践における課題達成のために、探究に必要な時間を各自が確保する。各自の課題にあわせ、授業ごとに1 時間程度を確保する。 学習・時間 プレゼンテーション25%、ディスカッション内容25%、作成した資料の適切性25%、レポート25%で評価する。レポート課題については授業時に提示する。 評価方法 必修・選択 単元主題 選択 開講年次 本科目の授業目標、展開方法を説明する。学生と共に授業計画を立案する。 クリティークしたい研究論文に関して、自己表現できる。 自己の関心のあるテーマを自由討論し、クリティークしたい研究論文に関してフォーカスしていく。 研究論文をクリティークするために必要な知識を習得する目的で、研究や論文に関する成書 2-3 冊を題材に、院生が主体的に抄読会を開催し、各章ごとに分担し要約・発表し討論を深める。 <論文講読の内容と方法> 発表者の関心や経験に沿って、Chronic illness 状態の対象者、臨床環境看護学に関連する対象者に関連する研究論文を検索・入手し、プレゼンテーション、討論を行う。 発表の前週までに講読文献を授業参加者全員に配布する。 発表者は、授業日にプレゼンテーションし、その後参加者全員とディスカッションを行い、研究への理解を深める。 <講読対象論文> 学生が講読したいと考える論文、臨床環境医学に関する論 文、セルフケア・セルフマネジメントに関する論文、成人慢性疾患患者に関する論文、補完療法の効果に関する論文など。 自分の関心のある領域の学会、研究会、勉強会などに参加し、自己を展開する。 その学修成果を具体的に発表する。 本科目での学びを振り返り、表現できる。 文献クリティークの方法、看護実践への有用性、研究テーマの方向性について討論する。 1年次/通年 授業内容 科目区分 専門科目 授業形態 演習 担当者 鈴木 珠水 1 コマ/1 時間程度

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