11-14 在宅看護学演習Ⅱ(終末期ケアに関する看護) 科目名・英名 Seminar on Home Care Nursing Ⅱ 教員名 甲州 優 授業形態 演習(ディスカッション・発表):30回 在宅終末期ケアの実践事例を用いた演習を主体とする。終末期を自宅で迎えるため本人と家族の意思決定、在宅での療養環境の準備、療養者と家族をサポートするマンパワーの確保と協働体制の確立、対象のQOL の追求、緩和ケアの実際、臨終期のケア、グリーフケアまでの各期の的確なニーズの把握とケア実施の方法を検討する。 科目概要 授業目的 在宅看護の最新の知見と技術を備え、根拠に基づいた高度な終末期看護実践能力を修得する。 1. 在宅終末期ケアの実践事例を用いた演習において、療養者と家族の意志や生活スタイル、価値観を尊重した看護援助について考えることができる。 2. 終末期を自宅で迎えるため、本人と家族の意思決定、在宅での療養環境の準備、サポートするマンパワーの確保と協働体制の確立、対象のQOL の追求、緩和ケアペインコントロールの実際、臨終期のケア、グリーフケアまでの各期の看到達目標 護を検討する。 方法:演習は基本的に下記のように行う。 回 がん対策における基本施策 近年のがんの特徴とがんの治療 (ペインコントロールを含む) 1-2 がん患者の在宅療養移行への支援、(CNS の立場から) 3-4 在宅医療における薬剤師の機能と役割 授業 計画 5-6 終末期ケアに関する看護課題演習 ① 7-10 終末期ケアに関する看護課題演習 ② 終末期ケアに関する看護課題 演習 ③ 15-18 終末期ケアに関する看護課題演習 ④ 19-22 教員による課題提示⇒学生は課題に沿って学習を深める(例えば、文献検索、論文クリティーク等)⇒プレゼン テーションと話題提供⇒討論で課題を深める。 単元主題 授業内容 大学病院における先進的がん治療の動向と、ペイン外来を主催する麻酔科学教授としての識見から、転移・再発例におけるペインコントロールの実践例とその知見、ペインコントロールによるQOL 向上の実践例について講義する。 ・学生の体験を踏まえて、ペインコントロールについて 討論する。 実践例を中心に、がん患者の在宅移行期の看護について、的確なケアニーズの把握、ケア実践の方法、QOL の向上と家族へのサポートに関するケアについて講義する。 ・学生の体験を基盤に討論する。 がん患者の服薬管理、経口抗がん薬や鎮痛・鎮静剤の調剤と服薬指導の経験から、在宅医療における薬剤師の機能と役割について、また、在宅がん患者の薬物療法の基本を講義する。 ・在宅薬物療法で訪問看護師に期待されるものにつ いて、討論する。 「終末期を自宅で迎えるための本人と家族の意思決定」、「在宅での療養環境の準備」 課題提示⇒課題に沿って学習を深める⇒プレゼンテーションと話題提供⇒討論 「サポートするマンパワーの確保と協働体制の確立」 課題提示⇒課題に沿って学習を深める⇒プレゼンテーションと話題提供⇒討論 「対象のQOLの追求と緩和ケアの実際」 「家族を看取るということの意味、臨終を迎える家族支援」 課題提示⇒課題に沿って学習を深める⇒プレゼンテ ーションと話題提供⇒討論 「臨終期のケアとグリーフケア」 課題提示⇒課題に沿って学習を深める⇒プレゼンテーションと話題提供⇒討論 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 2単位 開講年次 1年次 開講学期 通年 担当者 授業方法 甲州 優 対面のみ 甲州 優 対面のみ 甲州 優 対面のみ 対面のみ 甲州 優 甲州 優 対面のみ 甲州 優 対面のみ 甲州 優 対面のみ - 199 -
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