獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和5年度
52/394

(オフィスアワー・Email) コンサルテーション論 Consultation 科目名・英名 教員名 関根 正 講義・演習(講義14回、演習1回) 講義:教員からの講義・文献抄読・ディスカッション 演習:学生によるプレゼンテーション・ディスカッション 授業形態 コンサルテーションの基本理論、プロセス、役割機能、ならびに看護学領域におけるコンサルテーションの実際を学ぶ。これらを通して、患者やその家族、看護職が抱える課題や問題解決のプロセスを共有し、有効な援助が行なわれる資源として活用されるコンサルタントの役割を理解する。 科目概要 また、事例検討やロールプレイなどの学習方法を駆使して、患者や家族へのケアや組織的な課題を明確化し、具体的なケアに関する助言などのコンサルテーションのプロセスを学び、適切な援助ができることを目指す。そして看護におけるコンサルテーションに有用な対人関係スキルを学び、さまざまな健康問題において適確な判断、指導、対処ができる能力を習得する。 コンサルテーションに関する最新の知識と複雑な倫理的問題、倫理課題について多角的に分析し対応で授業目的 きる調整能力を学修する。 1.コンサルテーションに関する基本理論と方法を理解するとともに、コンサルテーションに必要な技術 を習得する。 到達目標 2.精神看護、がん看護、慢性疾患や感染領域等における専門看護師が行うコンサルテーションの実際を 学ぶ。 3.自らの専門領域におけるコンサルテーション技法の活用方策、および今後の課題について、考察する。 回 コンサルテーションの理論 (カウンセリングの基礎を含む) 1 精神科看護領域(慢性期精神科看護)におけるコンサルテーションの実際 2 精神科領域(リエゾン精神看護)におけるコンサルテーションの 実際 3-8 授業 計画 緩和ケア領域におけるコンサルテーションの実際 9-10 がん領域におけるコンサルテーションの実際 11-12 高齢者看護領域におけるコンサルテーションの実際 13-14 各領域におけるコンサルテーション技法の活用と課題 15 授業外における 14-15 回目の講義に向けて、各領域の対応困難事例について討議するレポートを作成すること。 授業外学習は、1~2 時間程度、配布資料を基に講義内容を整理すること。 学習・時間 評価方法 講義への参加状況(60%)とレポート(40%)で評価する。 【参考図書】 E.H.シャイン(2012):プロセス・コンサルテーション-援助関係を築くこと.白桃書房. E.H.シャイン(2019):対話型プロセス・コンサルテーション.白桃書房 テキスト・参考書 講義形式の授業にも積極的に、討議に参加することを望む。 発表する各領域の対応困難事例は、A4 用紙2 枚程度のレポートを作成する。 履修上の注意 質問の対応 オフィスアワー:水曜日12 時から13 時 E-mail:t-sekine@dokkyomed.ac.jp 単元主題 科目区分 必修・選択 授業内容 コンサルテーションの概念、タイプ、プロセス、コンサルタントの役割の紹介と専門看護への応用的視点を理解する。 精神科看護領域(慢性期精神科看護)におけるコンサルテーションの実際を紹介し、専門看護への応用的視点を理解する。 精神科領域(リエゾン精神看護)におけるコンサルテーションの実際を紹介し、専門看護への応用的視点を理解する。生活習慣病を中心に、依存の概念、タイプ、プロセスを紹介し、専門看護への応用的視点を理解する。カウンセリングの実際を紹介し、援助プロセスにおける援助者の役割・課題を理解する。 緩和ケア領域におけるコンサルテーションの実際を紹介し、専門看護への応用的視点を理解する。 がん領域におけるコンサルテーションの実際を紹介し、専門看護への応用的視点を理解する。 高齢者看護領域におけるコンサルテーションの実際を紹介し、専門看護への応用的視点を理解する。 各自の看護領域におけるコンサルテーション技法の活用及び課題についての発表し、討議をおこなう。 事前学習:発表する各領域の対応困難事例のレポートを作成する。 共通科目 論文:選択 開講年次 C N S:選択 開講学期 単位数 2単位 1年次 後期 担当者 授業方法 対面のみ 対面のみ 対面のみ 関根 正 対面のみ 対面のみ 対面のみ 対面のみ 1~2 時間 /1コマ - 50 -

元のページ  ../index.html#52

このブックを見る