獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和5年度
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実践看護学演習Ⅰ(慢性看護学) Seminar on Practical Nursing Ⅰ (Chronic Illness and Conditions Nursing) 科目名・英名 教員名 鈴木 珠水 授業形態 演習:60回 演習:学生によるプレゼンテーション、ディスカッション、教員からのコメント 看護における臨床研究の主要な意義は、特定の現象を根拠に基づいて深く理解し、その後の実践に活かすことである。特定の事例を深く理解し、その後の実践に活かすことである。すなわち、実践でのケアを経験知として深め、定着する作業である。この積み重ねにより、実践力の向上につながるものである。 科目概要 本科目では、以下の三つを学修する。1. 事例・事象を分析する一連の能力を身につけることで、本質を見極める力を養い、改善するための方法を見いだす 2. 実践でのケアを俯瞰してとらえ、周辺領域の最新の根拠の検討を行う 3. 対象者の生活環境・生活習慣・価値信念パターンをとらえ、予防医学的見地に立ち、支援の在り方を検討する。 「最新の知見と技術を有し、根拠に基づいた高度な看護実践力」を培うために、実践の中から慢性看護授業目的 学の課題を見出し、支援の根拠を明確にし、それを評価し、新たなケアや予防の在り方が提案できる。 事例・事象分析のスキルが身に着き、本質を見極める力を養い、改善するための方法を見いだすことができる。 実践でのケアを俯瞰してとらえ、周辺領域の最新の根拠の検討ができる。 到達目標 対象者の生活環境・生活習慣・価値信念パターンをとらえ、予防医学的見地に立ち、支援を提案できる。 回 ガイダンス 1-2 事例・事象の検討の基礎を構築する 3-22 (2 コマ10 回) 検討事例・事象の分析・評価 23-38 授業 計画 (2 コマ8 回) 事例・事象を包括的にとらえる 39-52 (2 コマ7 回) フィールドワーク (2 コマ3 回) フィールドワークの報告と全体の総括 臨床実践における課題達成のために、探究に必要な時間を各自が確保する。 授業ごとに1 時間程度を確保する。 53-58 59-60 授業外における 学習・時間 評価方法 プレゼンテーション25%、ディスカッション内容25%、作成した資料の適切性25%、レポート25%で評価する。 レポート課題については授業時に提示する。 D.F.ベック, 近藤潤子 監訳(2010): 看護研究 原理と方法, 医学書院. Suzan K. Grove , Nancy Burns, Jennifer R. Gray(2015): バーンズ&グローブ 看護研究入門 原著第7 版 ―評価・統合・エビデンスの生成, , エルゼビアジャパン. 筒井真優美(2020): 看護理論家の業績と理論評価, 医学書院. 萱間真美(2016):リカバリー・退院支援・地域連携のための ストレングスモデル実践活用術, 医学書院. Aaron Antonovsky(2001): 健康の謎を解く―ストレス対処と健康保持のメカニズム, 有信堂高文社. その他、参考書は適宜紹介する。 ゼミ形式で行う。自己の体験や経験を客観的に振り返り、文章で表現できるようにすること。 看護に関係する新しい概念に関しても、主体的・積極的に取り組み、自ら学びを深めること。 オフィスアワー:12 時~13 時 E-mail: suzukita@dokkyomed.ac.jp にて対応いたします。 テキスト・参考書 履修上の注意 質問への対応 (オフィスアワー・Email) 単元主題 本科目の授業目標、展開方法を説明する。学生と共に授業計画を立案する。 検討事例・事象の作成方法について学修する。 学生と共に、輪読するテキストを決定し、事例・事象の分析の基礎を構築する。 検討事例・事象の分析・評価方法について実際の事例をプレゼンテーションしながら学修する。 それに関する周辺領域の最新の根拠の検討ができる。 ある特定の対象者・対象群を設定し、その対象者の生活環境・生活習慣・価値信念パターンを探索し、well- being の見地に立ち、支援を提案できる。 関連事例の病棟検討会、地域連携部門での活動、患者会、フィールド活動、関連学会への参加を計画する。 フィールドワークでの経験を客観的に文章で表現でき、それを報告することができる。 授業内容 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 4単位 開講年次 1年次 開講学期 通年 担当者 授業方法 対面のみ 対面のみ 対面のみ 鈴木 珠水 Zoomでの 受講可 Zoomでの 受講可 Zoomでの 受講可 1 コマ/1 時間程度 - 93 -

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