- 99 -実践看護学演習Ⅰ(在宅看護学) Seminar on Practical Nursing Ⅰ(Home health Nursing) 科目名・英名 教員名 甲州 優 講義:1回、演習(ディスカッション・発表):59回 授業形態 看護における事例分析の主要な意義は、特定の事例を深く理解し、その後の実践に活かすことである。すなわち、個人が体験した実践を経験知として深め、定着する作業である。この積み重ねにより、実践力の向上につながるものである。 本科目では、主に在宅看護の事例を分析できる一連の能力を身につけることで、地域における在宅看護の課題を明確にし、解決策を見いだす方法を検討する。具体的には、自分の関心のあるテーマやフィールドを選択し、グループ別に学習を進める。必要に応じて、地域連携部門、訪問看護ステーション、患者会、家族会などの検討会にも積極的に参加し、そこで得た学びをさらに討論会を通して理解を深める。 科目概要 この科目では、在宅看護に関するテーマを対象とする。 授業目的 看護実践の分析から、最新の知見と根拠に基づく看護実践能力を養う。 倫理的課題について多角的に分析し、対応できる能力を修得する。 在宅看護の実践事例を取り上げ、検討課題を抽出し、課題の明確化、解決策の立案と評価ができる。 到達目標 自己の課題と在宅看護における課題を明確にする。 回 単元主題 1 ガイダンス 実践事例の分析・評価に基づく在宅看護上の課題のまとめ 2-30 授業 計画 フィールド活動に基31-57 づく事例検討 まとめ 58-60 2-30回は、事例発表の資料作成、発表準備を行う。31-57回は、フィールド活動計画の立案、活動の成果をまとめる。58-60回は、自己の課題と在宅看護学上の課題についてレポートを作成する。 授業外における 学習・時間 評価方法 発表資料・プレゼンテーション(60%)、ディスカッション(20%)、課題レポート(20%) テキスト・参考書 適宜紹介する。 履修上の注意 主体的な取り組みを期待する。 質問への対応 (オフィスアワー・Email)オフィスアワー: 水曜日 13時~14時 (研究室7) Email:yu-koshy@dokkyomedo.ac.jp 授業の進め方 1)検討事例の作成方法、分析・評価方法の基礎 2)事例検討 事例は、自ら経験した対象とする。印象的な事例、困難な事例、調整や連携が上手くいった例・いかなかった例について事例紹介し、分析・評価、今後の課題について討論する。 履修者の関心や課題に沿って、フィールド活動や研究会などへ参加し、その成果を報告する。 事例検討、フィールドワークを通して、今後の自己の課題と在宅看護学上の課題を明らかにする。 授業内容 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 4単位 開講年次 1年次 開講学期 通年 担当者 授業方法 対面のみ 対面のみ 甲州 優 対面のみ 対面のみ 1~2時間
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