獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和6年度
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10-13 14-17 18-33 34-37 38-45 46-53 54-57 - 100 -実践看護学演習Ⅰ(精神看護学) Seminar on Practical Nursing Ⅰ (mental health - psychiatric nursing ) 科目名・英名 教員名 関根 正、石川 純子 講義・演習(講義1回、演習59回) 講義:教員からの講義・文献抄読・ディスカッション 演習:学生によるプレゼンテーション・ディスカッション 授業形態 看護における事例分析の主要な意義は、特定の事例を深く理解し、その後の実践に活かすことである。すなわち、個人が体験した実践を経験知として深め、定着する作業である。この積み重ねにより、実践力の向上につながるものである。 本科目では、事例を分析する一連の能力を身につけることで、自己の課題を明確にし、改善するための方法を見いだす。すなわち、自己評価や自己教育力を養うことを目的とする。具体的には、学生は自分の関心のあるテーマを選択し、グループ別に学習を進める。必要に応じて、学生はフィールドワークを行う。また、患者会、病棟や地域連携部門などでの検討会にも積極的に参加し、そこで得た学びをさらに討論会を通して理解を深める。 科目概要 本科目では、精神科病院や精神障害者社会復帰施設における精神障害者の看護に関するテーマを対象とする。 精神保健医療福祉に関する最新の知見と技術を備え、倫理課題について多角的に分析し、対応できる能力を修得する。 授業目的 到達目標 精神障害者とその家族の看護実践事例を取り上げ、看護過程に沿って分析・評価し、事例の分析・評価方法を修得するとともに、自己の課題と精神看護学上の課題を見出す。 回 1 ガイダンス 精神看護学における臨床判断に関わる事例分析の方法 2-5 看護過程に基づく事例分析・評価6-9 ① 看護過程に基づく事例分析・評価② 看護過程に基づく事例分析・評価③ 授業 計画 看護過程に基づく事例分析・評価④ 看護過程に基づく事例分析・評価⑤ 看護過程に基づく事例分析・評価⑥ 精神障害者の安全管理対策と看護管理 演習 58-60 まとめ 授業外における 34-37 回目の講義、58-60 回目の講義に向けて、実践事例および自らの課題についてレポートを作成すること。 学習・時間 提出事例の選択の妥当性10%、看護過程の展開の妥当性40%、討論の内容と適切性20%、課題レポート30%で評価する。 【テキスト】 1.D.F.ポーリット&C.T.ベック;近藤潤子監訳(2010):看護研究 原理と方法 第2 版.医学書院. 2.高木廣文 他:看護研究の読み方・進め方,中山書店 . 評価方法 テキスト・参考書 単元主題 授業内容 全体計画、進め方のオリエンテーション 看護過程(プロセスレコード)を用いて、アセスメントや臨床判断に関わる分析方法を理解する。 児童思春期(1)発達障害の事例を紹介し、事例分析・評価の前提となる基本的な考えを理解する。 児童思春期(2)パーソナリティ障害の事例を紹介し、事例分析・評価の前提となる基本的な考えを理解する。 依存症の事例を紹介し、事例分析・評価の前提となる基本的な考えを理解する。 統合失調症の事例を紹介し、事例分析・評価の前提となる基本的な考えを理解する。 学習者が提示した実践事例(3 事例;必要時フィールドワークを行う)の分析・評価を行う。 実践事例の分析・評価に基づく精神障害児者の看護上の課題のまとめを行う。 行動制限について概観し、患者の権利や人権擁護の前提となる基本的な考えを理解する。 履修者の事例検討から導かれた関心や課題を、フィールド活動や研究会等へ参加し、その成果を確認・報告する。 自己の課題と精神看護学上の課題を明らかにする。 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 4単位 開講年次 1年次 開講学期 通年 担当者 授業方法 対面のみ 対面のみ 対面のみ 対面のみ 対面のみ 関根 正 石川 純子 対面のみ 対面のみ 対面のみ 対面のみ 対面のみ 対面のみ 1~2 時間

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