獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和6年度
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- 102 -実践看護学演習Ⅱ(母性看護学) Seminar on Practical Nursing Ⅱ (Women’s Health Nursing) 科目名・英名 教員名 礒山 あけみ、水畑 喜代子、西岡 啓子 授業形態 講義30% 演習70% 関心のあるテーマに関する文献を多数かつ丁寧にクリティークすることにより、①特定のテーマに関する最新の知見を得る、②研究テーマを見いだす、①研究成果を実践に活用できるなどのメリットがある。 本科目は、文献をクリティークするための基礎的な能力を養うことを目的とする。具体的には、学生の関心に沿って、テーマを選択し授業を進める。授業の進め方として、学生がクリティークする文献を検索し、それをプレゼンテーションし、その後、討論を通して、当該研究に対する理解を深める。ここでは、ウィメンズヘルス、周産期母子支援、助産師基礎教育、現任教育などに関するテーマとする。 科目概要 授業目的 文献をクリティークするための基礎的な能力を獲得する。 1. ウィメンズヘルス、周産期母子支援、助産師基礎教育、現任教育の英文原著論文を読んで、STROBE に沿って論文の各構成要素をクリティークできる。 到達目標 2.クリティークした論文のサブストラクション(変数の整理)を作成できる。 3.クリティークした論文を通して、研究手法・デザイン、統計、結果、考察など、一連の研究方法を学ぶ。 4.ウィメンズヘルス、周産期母子支援、助産師基礎教育、現任教育に関連する文献を講読し、文献クリティークの方法や論文の構造や書き方を学修する。 回 ガイダンス 1 研究論文のクリティークに必要な基礎知識を学修するために、研究や論文に関する成書を題材に、院生が主体的に抄読会を開催し、各章ごとに発表・討論を深める。 2-30 <文献講読の内容と方法> 1. ウィメンズヘルス、周産期母子支援、授業 計画 助産師基礎教育、現任教育に関する文献を検索・精読し、プレゼンテーションのための資料を作成する。 31-50 2.発表の前週までに講読論文を授業参加者全員に配付する。 3.クリティーク資料を作成し、当日全員に配付する。 4.プレゼンテーションし、ディスカッションを行う。 学会、研究会、勉強会へ計画的に参加する。(1~2 回程度) 51-59 60 まとめ 学生が関心のある国内外の論文を選択して予習し、発表の2 週間前にゼミ参加者に配布し、学習目標に沿った事前学習の資料を全員が作成して出席すること。 授業外における 学習・時間 授業準備・予習40%、プレゼンテーション・レポート20%、授業への参加度(ディスカッション・積極性)40%により評価する。 <参考書> 評価方法 バーンズ&グローブ(2023)看護研究入門原著第9版-評価・統合・エビデンスの生成,エルゼビアジャパン 牧本清子(2013)エビデンスに基づく看護実践のためのシステマティックレビュー,日本看護協会出版会 福原俊一(2019)臨床研究の道標上巻第2版、認定NPO法人健康医療評価研究機構 福原俊一(2019)臨床研究の道標下巻第2版、認定NPO法人健康医療評価研究機構 山川みやえ・牧本清子(2020)よくわかる看護研究論文のクリティーク - 研究手法別のチェックシートで学ぶ (第2版),日本看護協会出版会. テキスト・参考書 ゼミ形式で行う。第1回のゼミで、各学生が関心のある論文を選択して発表する日程を決定する。 主体的に学生相互に学び合う機会とする。 履修上の注意 質問への対応 (オフィスアワー・Email)授業時に提示する。 単元主題 本科目の授業計画を学生と立案する。 自己の関心あるテーマを、自由討論する。 さらに研究課題をブラウジングし、その結果をプレゼンテーションする。 文献を取り上げ、クリティークする。 文献は、発表の2週前にメンバーへ配布する。 クリティーク内容は、担当者がプレゼンテーションし、その後ディスカッションを行う。 自分の関心ある領域の学会あるいは研究会に参加し、その学修成果を発表する。 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 授業内容 4単位 開講年次 1年次 開講学期 通年 担当者 授業方法 Zoom受講可 対面 対面 礒山 あけみ 水畑 喜代子 西岡 啓子 Zoom又は対面 zoom又は対面 1 コマ/30 分

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