- 107 -実践看護学演習Ⅱ(老年看護学) Seminar on Practical Nursing Ⅱ (Gerontological Nursing) 科目名・英名 教員名 金子 昌子、辻 容子 講義:1回、演習59回 講義:教員からの講義 演習:文献クリティークとプレゼンテーション 授業形態 関心のある領域やテーマに関する文献を多数かつ丁寧に読解することで、①研究成果を実践に活用できる、②その領域やテーマに関する最新の知見を得る、③研究テーマを見いだす、などのメリットがある。これらのいずれも専門家として備えるべき要件である。 本科目は、文献を構造的に解読するための基礎的な能力を養うことを目的とする。具体的には、学生の関心に沿って、テーマを選択履修し、グループ別に授業を進める。授業の進め方として、学生が解読する文献を検索し、それをプレゼンテーションし、その後、討論を通して、当該研究に対する理解を深める。また、研修会、研究会、学会等へも参加する。 科目概要 ここでは、老年者の看護(特に入院患者)に関するテーマとする。 文献を構造的に解読するための基礎的な能力を獲得する。 倫理課題について多角的に分析し、対応できる能力を獲得する。 がん、脳卒中による中途障がい老年者や二次障害を発症するリスクの高い入院老年患者の看護に関連する文献を講読し、文献クリティークの方法や論文の構造や書き方を学修する。 授業目的 到達目標 回 1 ガイダンス 研究論文のクリティークに必要な基礎知識を学修するために、研究や論文に関する成書2,3冊を題材に、院生が主体的に抄読会を開催し、各章ごとに発表・討論を深める。 <文献講読の内容と方法> 履修者の関心に沿って、老年急性期看護に関する文献を検索・精読し、プレゼンテーションのための資料を作成する。 発表の前週までに講読論文を授業参加者全員に配付する。 発表者はクリティークの基準に沿って資料作成し、当日全員に配付する。 発表者は、授業日にプレゼンテーションし、ディスカッションを行う。 学会、研究会、勉強会へ計画的に参加する。(1~2 回程度) 2-30 授業 計画 31-50 51-59 まとめ 60 授業外における 学習・時間 授業内容に関する文献を検討し、プレゼンテーションの準備をして授業に臨むこと。 評価方法 授業への参加度(授業準備と積極性)20%、プレゼンテーション 30%、ディスカッション 30%、 レポート 20%により評価する。 <テキスト> 1.D.F.ポーリット&C.T.ベック;近藤潤子監訳(2010):看護研究 原理と方法 第2 版.医学書院. 2.高木廣文 他:看護研究の読み方・進め方,中山書店. <参考書> 1.Pamela J.Brink , Marilynn J.Wood 著:Basic step in planning nursing research (4th ed), テキスト・参考書 Jone and Bartlett. 2.P.Benner,P.L.Hooper 他;井上智子 監訳:看護ケアの臨床知,医学書院. その他、適宜授業内に紹介する。 履修上の注意 自己の看護の体験を言語化する。さらに老年看護学上の課題を、実践を通して確認する授業であるため、主体的・積 極的に、教員を活用し、施設との調整を図り、学習計画を立案することが求められる。 オフィスアワー:原則として毎週水曜 12 時10 分~13 時 質問への対応 (オフィスアワー・Email)E-mail:s-kaneko@dokkyomed.ac.jp にて対応いたします。 単元主題 授業内容 本科目の授業計画を学生と共有し、授業計画を立案する。 自己の関心あるテーマを、自由討論する。さらに研究課題をブラウジングし、その結果をプレゼンテーションする。 文献を取り上げ、クリティークする。 文献は、自分の発表前の週にメンバーへ配付する。クリティーク内容は、担当者がプレゼンテーションし、その後ディスカッションを行う。 自分の関心ある領域の学会あるいは研究会に参加し、その学修成果を発表する。 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 金子 昌子 辻 容子 4単位 開講年次 1年次 開講学期 通年 担当者 授業方法 Zoomでの 受講可 対面のみ Zoomでの 受講可 1 コマ/30 分
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