- 136 -(オフィスアワー・Email) 遺伝子診断と疾患の分子生物学 科目名・英名 Molecular Biology of Genetic Diagnoses and Disorders 教員名 小西 敏子、須坂 洋子 講義:8回 授業形態 講義:教員からの講義・文献抄読・ディスカッション 種々の疾患の病理・病態を正確に捉えることは重要である。これらの疾患は、近年の基礎・臨床医学の進歩により、病理・病態を分子レベルで理解することが肝要になっている。そこで本科目では、分子生物学の基礎知識を習得し、生体の構造や機能を規定しているDNA に対する興味関心を養うとともに、疾患に関連した遺伝子の機能および遺伝子診断の原理や問題点について考究する。 科目概要 種々の疾患を分子生物学的に理解し、遺伝医療を利用する人・遺伝的課題をもつ人に対する高度な看護授業目的 実践を学び、最新の知見と技術を備え、根拠に基づいた高度な看護実践のための知識を修得する。 1.細胞の基本構造を説明する。 2.遺伝情報の伝達様式を説明する。 3.分子・遺伝子検査の原理について説明する。 4.遺伝医療を利用する人・遺伝的課題をもつ人への看護を例示する。 5.遺伝医療の倫理的課題について説明し、検討する。 到達目標 回 【講義】ガイダンス・分子生物学序論 【講義】染色体異常の解析 1 2 【講義】周産期の遺伝学的検査 3 授業 計画 【講義】単一遺伝子疾患(神経筋疾患) 【講義】単一遺伝子疾患(遺伝性腫瘍) 【講義】がんゲノムプロファイリング検査 【講義】多因子疾患 direct-to-consumer遺伝子検査 【講義】遺伝医療と倫理的課題 4 5 6 7 8 授業外における 事前学習として、指示されたテキストの該当部分を事前に読むこと。 事後学習は、配布資料や視聴覚教材を視聴し、疑問点がないようにすること。 ・授業への参加度 50% ・課題レポート 50% 教科書 学習・時間 評価方法 1)有森直子:遺伝/ゲノム看護.医歯薬出版,2018. 参考書 テキスト・参考書 1)福嶋義光:新遺伝医学やさしい系統講義.メディカル・サイエンス・インターナショナル,2019. 2)福嶋義光(監訳):トンプソン&トンプソン遺伝医学第2版.メディカル・サイエンス・インターナショナル, 2017. 履修上の注意 履修生には積極的な授業参加を希望する。 小西 敏子:【オフィスアワー】水曜日17:00-18:00(研究室16) 【Email】konishit@dokkyomed.ac.jp 須坂 洋子:【オフィスアワー】水曜日12:00-13:00(研究室58)【Email】h-susaka@dokkyomed.ac.jp 質問への対応 単元主題 必修・選択 授業内容 遺伝子の構造と機能など分子生物学の基礎を学ぶ。 染色体の検査法や染色体異常とその看護について学修し、実際の例に基づく看護援助(遺伝看護)と遺伝カウンセリングについて学修する。 無侵襲的出生前遺伝学的検査やその看護について学修する。遺伝カウンセリングを見学し、遺伝看護及び遺伝カウンセリングについて学修する。 生殖細胞系列の遺伝学的検査および遺伝性神経筋疾患とその看護について学修する。 コンパニオン診断や遺伝性腫瘍とその看護について学修する。 がんゲノムプロファイリング検査とその看護について学修する。 多因子疾患およびdirect-to-consumer遺伝子検査について学修する。 遺伝医療における倫理的課題への看護援助を学修する。 科目区分 共通科目 論文:選択 開講年次 1年次 C N S:自由 開講学期 後期 単位数 1単位 担当者 授業方法 小西 敏子 須坂 洋子 対面のみ 須坂 洋子 Zoomでの 視聴可 須坂 洋子 小西 敏子 対面のみ 30分/コマ
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