獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和6年度
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2単位 回 - 144 -授業外における 学習・時間 感染看護学特論Ⅰ (感染症の基礎知識) 科目名・英名 教員名 藤澤 隆一 講義:15回 講義:教員からの講義・症例検討(ディスカッションを含む) 授業形態 感染症の原因となる病原微生物と感染成立のメカニズム、これらに対する宿主の防御機構、免疫応答、代表的な感染症の臨床所見、診断と治療法、化学療法と耐性菌の基礎を学修する。また、パンデミック、エンデミックなど感染症の世界的動向についての知見への理解を深める。 科目概要 授業目的 種々の感染症の原因となる病原微生物とこれらに対する宿主の防御機構を総合的に理解する。 到達目標 微生物学序論 感染症の歴史・世界の現状と課題 感染と感染症 生体防御の基礎と最新の知見 医療関連感染の予防 ~感染制御の基本 授業 計画 感染症の診断と治療 感染症治療薬の基本と最新の知見 病原細菌学・真菌学の基礎と最新の知見 ~ケーススタディ 細菌、真菌、ウイルス、原虫,寄生虫などの病原因子について、参考書や授業で配布する参考資料などを用いて、基礎医学的な知識の確認をする。その他,病態・感染症関連の成書で関連する箇所に目を通し,系統的な知識を身に着けることを奨める。 授業への参加度(準備状況、授業での発言、積極性、協調性)(50%)、レポート(50%)で評価する。レポート課題については授業時に提示する。 評価方法 Infection Control Nursing Ⅰ 1. 感染症の原因となる病原微生物の特徴や感染経路,感染様式を説明できる。 2. 病原微生物が引き起こす疾病とその機序を説明できる。 3. 代表的な感染症について、それらの原因となる微生物を挙げることができる。 4. 微生物の感染に対する人体の生体反応や防御機構、免疫応答について説明できる。 5. 感染症の診断に用いられる種々の検査について,原理や方法の概略を説明できる。 6. 種々の感染症の治療および予防について概説できる。 7. 医療関連感染対策など、感染制御に必要な事項について説明できる。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 重要な感染症へのアプローチⅠ: 11 12 重要な感染症へのアプローチⅡ: 病原ウイルス学の基礎と最新の知見 13 14 最近問題となっている感染症 15 単元主題 授業内容 微生物学の基礎、微生物学の歴史 エンデミック・パンデミックの歴史、新興感染症と再興感染症、AMR 感染因子と感染伝搬経路、宿主-病原体関係、感染成立の機序 抗原・抗体、免疫細胞、 自然免疫と獲得免疫 MHCⅠ・Ⅱ反応、 液性免疫と細胞性免疫、粘膜免疫 アレルギー、トレランスと自己免疫、免疫応答の操作~ワクチンの基本知識 滅菌と消毒、バイオセーフティ、 標準予防策と追加予防策、 日本・諸外国でのワクチン接種状況 感染症診療の基本原則、 感染症検査の考え方と検体の取り扱い 感染症治療薬の特性と選択、 主要化学療法薬の作用機序と耐性機構、 薬剤耐性に関する日本・諸外国の現状とマネージメント 病原細菌学・真菌学概論、 主な細菌・真菌感染症に関する日本・諸外国の現状とマネージメント 病原ウイルス学・プリオン学概論、 主なウイルス感染症に関する日本・諸外国の現状とマネージメント 感染症の診断と治療、感染管理に関するケーススタディとディスカッション 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 開講年次 1年次 開講学期 前期 担当者 授業方法 藤澤隆一 対面 1 コマ/20 分

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