獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和6年度
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- 155 -感染看護学実習Ⅱ(感染症患者と感染制御) 科目名・英名 ◯丸山 良子、西蓮地利己、藤澤 隆一、齋藤 道子 獨協医科大学病院実習指導者)福島篤仁、星野 三奈、松浦 美教員名 和 授業形態 獨協医科大学病院感染制御センター、一般病棟、地域連携・患者サポートセンターで実習を行う。 の過程を通して、効果的な看護介入のできる能力を養うことを目的とする。また、入院した感染症患者の退院に際し、病院から地域および在宅へどのような感染予防および管理体制が連携して行われているかを学修する。 科目概要 施設内で医療関連感染サーベイランスを計画し、入院中の感染症患者個人だけなく、感染症予防・管理が集団に対して行われていることを理解し、医療施設内における感染症看護専門看護師の活動と課題を明らかにする。 感染症看護専門看護師に求められる代表的な感染症患者に行われる診断、検査、治療の過程を学び、患者に必授業目的 要な看護介入を行うことができる能力を養う。また、患者の退院に際し、病院から地域へのどのような連携が行われているかを学修する。感染症患者個人だけでなく、感染症予防・管理が集団に対して行われていることを施設内医療関連感染サーベイランスから学び、効果的な感染制御を可能にできる基本的能力を養う。 1. 感染症患者の診断と治療の過程を学び、臨床的推論をもとに専門看護師として必要な介入を行うことので(1) 患者に行われている感染症の診断・検査・治療が理解できる。 (2) 患者の課題解決に必要な情報を収集できる。 (3) 患者の課題と目標が確認できる。 (4) 患者の課題解決のための看護計画を立案できる。 (5) 実施した看護による患者の評価を行うことができる。 到達目標 (6) 必要な記録を行うことができる。 2.感染予防、感染管理における病院から地域および在宅への連携を理解する。 (1) 感染症患者に病院から地域への連携がどのように行われているか理解できる。 (2) 地域における専門看護師の感染予防・感染管理の活動が理解できる。 3.施設内における医療関連感染症発生時の対応の基盤となるサーベイランスとそのフィードバックにおける感染症看護専門看護師の活動を理解する。 (1)感染症看護専門看護師として感染症発生時の初期対応が理解できる。 (2)医療関連感染の基本的なサーベイランスの目標、種類、特徴、効果について説明することができる。 1.実習期間:概ね3週間(週5日、9時~15時) 2.実習場所:獨協医科大学病院 感染制御センター、一般病棟、地域連携・患者サポートセンター 3. 実習方法: (1)獨協医科大学病院感染制御センターにおいて、実習指導にあたる感染制御センター 感染症専門医、感染症看護専門看護師および感染制御実践看護師、科目指導教員を含めて、実習課題を明らかにし、実習計画を作成する。 (2)獨協医科大学病院感染制御センターにおいて実習指導担当者の感染症専門医の指導および支援を受け、感染症患者に対する診断・検査・治療および適切な抗菌薬使用等に関する理解を深める。 (3)実習期間中に実習指導者の指導のもと、地域・連携サポートセンターにおいて、感染症患者の退院とその後の連携と感染症看護専門看護師としての役割を確認する。 (4)実習目的、実習目標の達成度を高めるために実習1週目最終日に実習指導者、科目担当教員を交えてカンファレンスを行い、履修学生は自らの実習目標達度および次週へ向けての課題を明らかにする。 (5)実習最終日に実習指導者、科目担当教員とカンファレンスを行い、実習目標達成度、学生の今後の課題を明らかにし、学修の取り組み方を考察する。カンファレンスにおいて学生は実習目標、目的、達成度、今後の課題等に関する資料を作成し、説明を行う。 (6)実習終了後、実習記録および課題レポートを提出する。 4.実習教育体制 実習にあたり、専任教員4名が担当する。教員は、学生が学内で学んだ特論、演習を実習の場で体験し、実習授業計画 Practice in Infection Control Nursing Ⅱ 感染症に罹患した患者に行われる診断、検査、治療を理解し、感染症看護専門看護師として行うアセスメントきる能力を養う。 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 3単位 開講年次 2年次 開講学期 前期

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