獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和6年度
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- 157 -感染看護学実習Ⅲ(感染症患者の看護) 科目名・英名 ◯丸山 良子、藤澤 隆一、齋藤 道子 獨協医科大学病院実習指導者)福島 篤仁、星野 三奈、 教員名 獨協医科大学日光医療センター実習指導者)畠山 亨美、 授業形態 獨協医科大学病院、獨協医科大学病院日光医療センターで実習を行う。 感染症看護専門看護師に求められる、高度な感染症患者の診断・治療における臨床的判断の知識をもとに、履修学生の興味ある入院加療中の易感染患者(血液免疫疾患、抗がん剤投与、放射線療法、熱傷、基礎疾患のある科目概要 高齢者等)および感染症患者を対象にこれまで学んだ知識をもとに総合的な看護実践を展開し、評価、考察する。 急性期、慢性期を問わず易感染患者および感染症患者の事例を通して、患者に必要な感染症看護専門看護師と授業目的 しての看護を展開し、考察、評価を行う。 1.感染症看護専門看護師として各診療領域の易感染患者の感染予防、および感染症患者に必要な看護を展開できる。 (1)患者の感染状態の症状アセスメントできる。 (2)アセスメントに基づき、医療処置や方法に関して他職種と相談、調整し、対象となる易感染患者および感染到達目標 症患者に必要とされる医療、看護に基づく感染制御、予防方法を計画し実施、評価ができる。 (3) 感染症からの回復と生体防御機能の維持向上を促進するための看護計画を計画し実施、評価できる。 (4) 感染症看護専門看護師に必要な倫理調整、行動規範を理解することができる。 2.将来的な感染症看護専門看護師の役割拡大について理解を深めることができる。 3.看護職者及び関連する多職者の中で専門的立場から役割を発揮し、教育的能力を習得する。 1.実習期間:概ね4週間(週5日、9時~15時) 2.実習場所:獨協医科大学病院、獨協医科大学日光医療センター 3. 実習方法: (1)獨協医科大学病院感染制御センターにおいて、実習指導にあたる感染症専門医、感染症看護専門看護師および感染制御実践看護師、科目指導教員を含めて、実習課題を明らかにし、実習計画を作成する。 (2)獨協医科大学病院感染制御センター、獨協医科大学日光医療センターにおいて、実習指導担当者の指導および支援を受け、とくに履修学生の興味ある易感染患者、感染症患者に対する診断・検査・治療および適切な抗菌薬使用等に関する理解を深め、患者に必要とされる看護計画を立案し、実践、評価を行う。 (3)実習目的、実習目標の達成度を高めるために実習の第1週目および中間で実習指導者、科目担当教員を交えてカンファレンスを行い、履修学生は自らの実習目標達成度および次週の実習に向けての自らの課題を明らかにする。 (4)実習最終日に実習指導者、科目担当教員とカンファレンスを行い、実習目標達成度、学生の今後の課題を明らかにし、学修の成果を考察する。カンファレンスにおいて学生は患者を通して学んだ内容に関する資料を作成し、説明を行う。 (5)実習終了後、実習記録および課題レポートを提出する。 4.実習教育体制 実習にあたり、専任教員3名が担当する。教員は、学生が学内で学んだ特論、演習を実習の場で体験し、実習目標を達成できるよう支援し、指導、評価を行う。 また、各実習施設においては、それぞれの実習施設で感染制御の実務にあたる実習指導者を配置し、情報提供、施設内に即した具体的な支援と指導、カンファレンスでの助言を行う役割を担う。 事前準備を十分に行なって実習に臨むこと。 授業計画 授業外における学習・時間 評価方法 目標達成度、実習記録及び課題レポート内容、カンファレンスにおける発言及び態度を総合的に評価する。 テキスト・参考書 必要に応じて適宜提示する。 Practice in Infection control nursing Ⅲ 松浦 美和 片峯 正斗 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 4単位 開講年次 2年次 開講学期 前期

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