獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和6年度
161/444

- 159 -慢性看護学特論Ⅰ(慢性病者の理解) Advanced Lecture of Chronic Illness and Conditions NursingⅠ 科目名・英名 教員名 科目責任者:鈴木 珠水 講義8回、演習7回 講義:教員からの講義・文献抄読・ディスカッション 演習:学生によるプレゼンテーション 授業形態 慢性病者や慢性病に起因する障がい者(以下、慢性病者に含む)と、その家族が抱える慢性病特有の複雑で解決困難な問題および慢性病をもつ人の行動理解に役立つ病の軌跡、セルフケアとセルフマネジメント、自己効力感、エンパワーメント、スティグマやレジリエンスなどの諸理論を学修する。 科目概要 「最新の知見と技術を有し、根拠に基づいた高度な看護実践能力」を培うために、慢性病者の理解につい授業目的 て、諸理論を学修する。 1.慢性病者とその家族を理解する上で基盤となる哲学及び理論や概念を学修する。 2.慢性病者が慢性病と折り合いをつけ、慢性病と生きることの意味について考察する。 到達目標 回 【講義】 ガイダンス 1 2-3 【講義】 慢性病について 【講義】 慢性病者と発達 4 【演習】 5 慢性病の慢性性、病みの軌跡 【演習】 慢性病とその病期、日常生活との折り合い 6 授業 計画 【演習】 7 慢性病者とボディイメージとの 折り合い 【演習】 8 慢性病者とスティグマ/レジリエンス 【講義】 9 慢性病者とセルフケア/セルフマネジメント 【演習】 慢性病者に対するケアリング/ ウェルネス 10 【演習】 慢性病者の目標設定/ コンコーダンス 11 【講義】 12 慢性病者の行動変容とトランスセオレティカル理論 単元主題 授業内容 ・慢性疾患看護専門看護師のカリキュラムにおける本科目の位置づけと構成、授業の進め方、学習方法、評価方法についてオリエンテーションを行う。 ・慢性病看護の特徴と近年の動向について学修する。 ・臨床事例を用いたプレゼンテーションを通して慢性病について学修する。 ・臨床事例を用いたプレゼンテーションを通して成人期(青年期、壮年期、向老期)、老年期の各期の特徴と課題を理解し、慢性病による発達への影響について学修する。 ・臨床事例を用いたプレゼンテーションを通して慢性病者の体験を病みの軌跡を通して学修する。 ・臨床事例を用いたプレゼンテーションを通して衝撃状態/拒否状態/絶望状態/承認状態にある患者の各状態にある病者が病気・病期、日常生活と折り合いをつけるまでの経過を学修する。 ・臨床事例を用いたプレゼンテーションを通してボディイメージの障害を理解し、折り合いをつけていく過程を学修する。 ・臨床事例を用いたプレゼンテーションを通して慢性病者の体験を学修する。 ・臨床事例を用いたプレゼンテーションを通して慢性病者のセルフケアに関する概念について学修する。 ・臨床事例を用いたプレゼンテーションを通して慢性病者へのケアリング・対象者のウェルネスを理解するために、ウェルネス、ケアリングの概念を学修する。 ・臨床事例を用いたプレゼンテーションを通して慢性病者が病と共に生活するに際し、何に向かってどのように過ごしていくか、目標設定の必要性、共同目標設定の在り方及び重要性をコンコーダンス理論に基づいて学修する。 ・臨床事例を用いたプレゼンテーションを通して慢性病者の理解に向けた看護理論を学修する。 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 2単位 開講年次 1年次 開講学期 前期 担当者 授業方法 対面のみ Zoomでの 受講可 Zoomでの 受講可 Zoomでの 受講可 Zoomでの 受講可 鈴木 珠水 Zoomでの 受講可 Zoomでの 受講可 対面のみ 対面のみ 対面のみ 対面のみ

元のページ  ../index.html#161

このブックを見る