・生活習慣病患者の症例を通して、診断基準、 2単位 1年次 の 回 ZOOMで- 167 -科目名・英名 慢性看護学特論演習Ⅰ(慢性病者の査定) 教員名 講義1回、演習:29回 講義:教員からの講義・ディスカッション 演習:学生によるプレゼンテーション、実技、計画書の作成 授業形態 慢性病者と慢性病に起因する障がい者(以下、慢性病者に含む) の包括的査定方法について演習を通して学修する。 具体的には、「慢性看護学特論Ⅱ」で学修した慢性病者に特化した査定に必要な知識に加え、本科目では技術を学修し、知識と技術の統合を図る。また、履修生のサブスペシャリティー領域の慢性疾患患者の病体験をもとにした病期に応じた医学的診断技術、SF36、自尊感情、ローカスオブコントロール、不安尺度、うつ状態自己評価尺度などの心理社会生活面の査定ツールについて、事例を通して活用方法を学修した上で、履修生のサブスペシャリティー領域の慢性疾患患者の査定に最適な多角的、科学的、包括的な査定技術を修得する。 「最新の知見と技術を有し、根拠に基づいた高度な看護実践能力」を培うために、慢性病者の包括的な査定方法について慢性看護学特論Ⅱで学修したことを基盤に事例を通して学修し、査定に必要な具体的な方法及び技術を探究する。 科目概要 授業目的 「慢性看護学特論Ⅱ」で学修した査定に必要な知識に加え、医学的診断技術と心理社会生活側面の査定技術を本科目で学び、慢性病者を通して次にあげる目標について学修する。 1.慢性病者の身体的側面の査定技術を学修し、査定に必要な知識と技術を統合する。 2.慢性病者の心理社会生活的側面の査定技術を学修し、査定に必要な知識と技術を統合する。 3.上記の1. と2. で学修した知識やツールを応用し、履修生のサブスペシャリティー領域にある慢性病者の病い到達目標 の体験を含めた事例を通して、多角的、科学的、包括的アセスメントを行う。 画を立案し、診療の場で査定を実践する。 単元主題 【講義】ガイダンス 【演習】ヘルスアセスメント(健康成人の健康状態) 【演習】慢性病者全般についての査定 授業 計画 【演習】生活習慣病をもつ慢性病者の査定 1:診断期における査定 【演習】生活習慣病をもつ慢性病者の査定 2:急性増悪期の査定 Seminar on Chronic Illness and Conditions Nursing Ⅰ 科目責任者:鈴木 珠水 科目担当者:宮本 雅之(神経内科専門医,脳卒中専門医, 4.履修生のサブスペシャリティー領域の慢性病者の多角的、科学的、包括的アセスメントを行うための演習計1 2 3-4 5 6 睡眠学会専門医) 志水 太郎(総合診療内科専門医) 月永 洋介(在宅医療専門医、 総合診療科非常勤講師) 榎原 剛 (在宅医療専門医、 総合診療科非常勤医師) 金井 誠(集中ケア認定看護師・診療看護師) 須坂 洋子、佐藤 佳子、戸沢 智也 ・本科目の位置づけ(特に実習との関連)と構成、授業の進め方、評価方法についてオリエンテーションを行う。 ・慢性病者の査定に必要な知識、技術に関して学修する。 ・視聴覚教材を参考に、大学院生間でヘルスアセスメントを実施する。 ・症例を通して、主要な慢性疾患について、主観的(主訴)、客観的(症状)所見、検査(一般的検査、精密検査)など、医学的診断に必要な情報の収集技術(診察技術)について学修する。 症状や血液検査などから身体の状態、程度を判断する技術を学修する。 ・確定診断がつくまで、診断がつかない間の患者に生じる不確かさや揺らぎを理解し、心理面のアセスメントを学修する。 ・生活習慣病患者の症例を通して、病態像が悪化し、急性増悪期にある症状や徴候から身体の状態、程度を判断し、トリアージを含めた査定技術を学修する。 ・症状、徴候、各データから急性増悪の引き金となった要因について探索する。 授業内容 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 (総合診療内科専門医) 開講年次 開講学期 後期 担当者 授業方法 鈴木 珠水 受講可 戸沢 智也 対面のみ 志水 太郎 対面のみ 鈴木 珠水
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