獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和6年度
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2単位 2週目 JCHO 埼玉メディカルセンター 1)1 週目、2週目共に、専門看護師に随行し、行動観察を通して学習する方法(以後、シャドーイン 2)1週目には、医療施設で先駆的に活動する慢性疾患看護専門看護師のシャドーイングを通して、施 設内外における専門看護師の「実践」「相談」「調整」「倫理調整」「教育」の思考・行動を理解 し、組織におけるケアシステムづくりを理解する。 3)2週目には、医療施設で管理者として先駆的に活動する慢性疾患看護専門看護師のシャドーイングを 通して、施設内外における専門看護師の「実践」「相談」「調整」「倫理調整」「教育」の実践を理 解、組織におけるケアシステムづくりを理解する。 4)いずれの実習も、実習最終日にカンファレンスを行う。 5)教員は、実習期間中、1~2回/週以上、臨地において実習状況の観察・助言を行う。 学内においても面接等を通して実習指導を行う。 6)実習指導者は、学生が実習を円滑に進められるよう、施設・指導医・看護師との調整を行う。 1.評価対象 ・慢性看護学実習Ⅰ(専門看護師の役割理解)目標達成度 (50%) ・レポート (30%) ・カンファレンスでのプレゼンテーション(20%) 2.評価方法 3.評価基準 - 173 -慢性看護学実習Ⅰ(専門看護師の役割理解) 科目名・英名 科目責任者:鈴木 珠水 科目担当者:石川 恵(実習指導;慢性疾患看護専門看護師) 教員名 授業形態 実 習 本科目は、専門看護師の6 つの役割(実践、教育、相談、調整、倫理調整、研究)を理解し、自己の専門看護師像を描き、取り組むべき課題を見出すために、専門看護師の活動に同行し、シャドーイングを通して学修する。「倫理調整」に関連する倫理的感受性、倫理的課題について学修する。 科目概要 授業目的 「最新の知見と技術を有し、根拠に基づいた高度な看護実践能力」をもって、慢性病者への支援を実践するために、専門看護師の役割について実習を通して学修する。 1.慢性疾患看護専門看護師が果たしている6つの役割(実践、教育、相談、調整、倫理調整、研究)の実際 を説明する。 2.専門看護師が有する倫理的感受性、専門看護師が取り組む倫理的課題について説明する。 3.サブスペシャリティー及び所属機関における役職の異なる専門看護師の思考と実践の特徴や共通点・相 違点を考察する。 4.自己の専門看護師像を描き、取り組むべき課題を見出す。 実習方法 1.実習時期 : 1年後期(1-2月) 2.実習期間 : 2週間以上、履修生の目標到達度により実習期間を延長する。 3.実習場所 1週目 前橋赤十字病院 到達目標 授業計画 授業外における学習・時間 随時実習状況に合わせて指示する。 評価方法 教員と履修生は同じ評価表を用いて、実習目的・目標の達成度及びレポートについて、評価基準にもとづき、面接を行い、評価する。レポート課題については授業時に提示する。 優・良・可・不可 の4 段階評定である。 米田昭子(2019)透析療法を受ける糖尿病患者の身体の理解 長い間,高血糖にさらされてきた身体を捉えて,ケアに入れ込む, 日本腎不全看護学会誌, 21(1), 40-44. 米田昭子, 野並葉子, 馬場敦子,他(2022)糖尿病患者へのエンボディメントケアにおける『あいまいな体テキスト・参考書 験に輪郭を与えるケア』実践プロトコールの活用, 日本糖尿病教育・看護学会誌, 26(1), 33-40. 井部俊子, 大生定義(2015)専門看護師の思考と実践, 医学書院. 井部俊子, 村上靖彦(2019)現象学でよみとく 専門看護師のコンピテンシー, 医学書院. 鶴若麻理, 長瀬雅子(2018)看護師の倫理調整力―専門看護師の実践に学ぶ 履修上の注意 事前に実習計画書を立案し、履修生自ら実習施設及び実習指導者との打ち合わせ行う。 質問への対応 (オフィスアワー・Email) オフィスアワー:水曜日 17時~18時 E-mail:suzukita@dokkyomed.ac.jp にて対応いたします。 Advanced Nursing Practice for Chronic Illness and Conditions NursingⅠ 4.具体的な実習方法 村岡 知美(実習指導;慢性疾患看護専門看護師) 須坂 洋子、佐藤 佳子、戸沢 智也 グとする)により学修する。 実習指導者の看護実践を見学してもらうことを通じて、学生の理解を促す。学生の実習状況の観察や助言を行い、施設内でのカンファレンスを開催し、指導を行う。 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 開講年次 1年次 開講学期 後期

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