2単位 2)医師の診察を見学し、初期診断、慢性期、急性増悪期の査定、治療とその根拠を理解する。 3) 看護専門外来がある施設においては、看護専門外来での看護活動を見学し、外来通院患者とその家族 7)実習指導者は、学生が実習を円滑に進められるよう、施設・指導医・看護師との調整を行う。教員 - 174 -慢性看護学実習Ⅱ(慢性期/外来) 科目名・英名 科目責任者:鈴木 珠水 科目担当者:田枝 督教(実習指導:身体障害認定医、日本乳癌 教員名 石原 未幸(実習指導;慢性疾患看護専門看護師) 授業形態 実 習 本科目は、慢性期を維持するため、外来において、慢性病者(以下、患者と称す)を身体、心理、社会的側面から把握し、アセスメントにより医学的問題、看護問題を明確にし、慢性期を維持して患者と家族が住み慣れた場所で望む生活を過ごせるよう支援方法を学修する。専門看護師の役割を機能させ、多職種と協働し、セルフケアの調整・再獲得を支援する看護、及び医師の包括指示のもとで一部の治療を含む高度な看護を実践する能力を培うものである。 科目概要 「最新の知見と技術を有し、根拠に基づいた高度な看護実践能力」をもって慢性病者への支援を実践するために、慢性期を維持するための外来での支援方法を、実習を通して学修する。 1.診断に際して行われる診察・検査、治療に必要な知識技術を学修し、この期にある患者が必要とするセルフケアの調整・再獲得を支援するために、医師の包括指示のもとでアセスメントと治療を含めた看護を実践する。 授業目的 到達目標 が円滑に受け入れられるよう支援する。 問題について理解し調整する。 実習方法 1.実習期間 : 2週間以上、履修生の目標到達度により実習期間を延長する。 2.実習場所 : 水府病院もしくは履修生のサブスペシャリティーに適う慢性疾患看護専門看護師が 授業計画 授業外における学習・時間 実習状況に合わせて指示する。 Advanced Nursing Practice for Chronic Illness and Conditions NursingⅡ 2.慢性期にある患者が良好な安定状態を維持するために、医学的な視点から病状経過の予測を行い、必要なアセスメント技術と治療や医学的処置を理解し、セルフケアの調整・再獲得を支援する継続性のある看護を実践する。 3.医学的な視点から病状悪化の経過を把握し、必要とされる検査、治療、処置を予測し、患者やその家族4..専門看護師としての自己の倫理的感受性を高め、慢性期にある患者とその家族に生じやすい倫理的課題5.外来通院患者とその家族に対して慢性疾患看護専門看護師が果たす役割を探究する。 3.対象 ・履修生のサブスペシャリティーに適う外来通院患者とその家族 ・実習施設における看護職 4.具体的な実習方法 1) 初期診断を行った患者、慢性期にある患者、急性増悪期にある患者を、それぞれ 1 人ずつ担当す 4) 実習施設における看護職から相談を受け、コンサルテーションプロセスに基づいて実践する。 5) 組織分析ツールを用いながら、必要に応じて、調整、倫理的調整、看護職を対象とした教育を行 6)教員は、実習期間中、1~2回/週以上、臨地において実習状況の観察・助言、カンファレンスでの学会専門医、日本消化器外科学会認定医) 須坂 洋子、佐藤 佳子、戸沢 智也 勤務する学外の医療施設の外来及び入退院調整部門 る。病状に関する医学的判断と治療を理解し、看護問題の解決のため、質の高い看護を実践する。ま た、医師の包括的指示のもと、治療の一部を実施する。慢性期にある患者は、継続事例として担当 し、次の外来受診時に実習期間中に行った治療、看護の効果を確認する。 への専門的な看護支援の提供について考察する。 う。 助言を行う。学内においても、面接等を通して実習指導を行う。 や学生と相談し、実習目的を達成できる患者を選定し、学生の実習状況の観察や助言を行う。 施設内でのカンファレンスを開催し、指導を行う。 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 開講年次 2年次 開講学期 前期
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