獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和6年度
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- 178 - がん看護学特論Ⅰ(腫瘍病態学) 科目名・英名 Clinical Oncology 小西 敏子、矢澤 卓也、小橋 元、曽我 茂義、 佐伯 吉規、小嶋一幸 教員名 講義:14回、演習:1回 講義:教員からの講義・ディスカッション 演習:学生からのプレゼンテーション・ディスカッション 授業形態 腫瘍の定義と分類、腫瘍の診断、腫瘍の分化度や腫瘍の増殖および浸潤・転移など腫瘍の生物学的および臨床的特徴、発癌のメカニズムと癌遺伝子の役割および多段階的発癌のしくみ、腫瘍の疫学、発がんの危険因子、腫瘍の病気と予後および治療など、腫瘍学の病態全般について教授する。また、がん看護において最新の知見を踏まえて、専門技術を実践していくための基礎となる最新の治療、腫瘍精神学、家族性がんについて教授する。 科目概要 がん専門看護師として、高度な実践を行うための、アセスメント能力を高めるための腫瘍病態学につ授業目的 いて学修することを目的とする。 到達目標 1.腫瘍に関する病理学的、分子生物学的、疫学的、臨床的な基本的知識について説明する。 2.がん看護の専門技術を実践する基礎となる最新の治療、精神腫瘍学、家族性がんについて説明する。 回 1 【講義】腫瘍の定義・分類 【講義】腫瘍の浸潤・転移、腫瘍の分化度・病期 【講義】腫瘍の診断法 病理診断、遺伝子診断、画像診断 【講義】腫瘍の増殖のしくみ 【講義】腫瘍と遺伝子、発癌機構と発癌因子 2 3 4 5 6 【講義】腫瘍と免疫 7 授業 計画 【講義】腫瘍の疫学 8 【講義】腫瘍の予防と検診 【講義】腫瘍の症状 9 【講義】腫瘍の治療(1) 外科的治療 10 【講義】腫瘍の治療(2) 放射線治療 11-12 13-14 【講義】精神腫瘍学 【演習】まとめ 15 授業外における 放射線治療については、看護学部の「放射線と看護」(1 単位)に出席する。 各授業の復習を行う。 学習・時間 評価方法 ・授業参加度(ディスカッション) 50% ・最終レポート(課題は授業内で説明する) 50% テキスト・参考書 適宜提示する。 履修上の注意 主体的取り組みを望む。 質問への対応 小西 敏子 【オフィスアワー】水曜日17時-18時(研究室16)【E-mail】konishit@dokkyomed.ac.jp (オフィスアワー・Email) 単元主題 腫瘍の自律性、腫瘍の増殖、不死化 良性腫瘍と悪性腫瘍、組織学的分類 播種性転移、リンパ行性転移、血行性転移 腫瘍の悪性度、ステージ、予後 細胞周期、増殖因子、アポトーシス 癌原遺伝子、癌抑制遺伝子、変異誘発遺伝子 多段階的発癌、化学発癌、物理的発癌、ウイルス発癌 細胞性免疫、NK 細胞 死亡率・発癌率の推移、地域的特性 一次予防、二次予防、リスクファクター がん検診の現状と問題点 全身症状、局所症状 がんの外科的治療の意義 がんの根治手術(原発巣切除、リンパ節切除、転移巣切除)、低侵襲手術、がんの姑息手術 放射線治療の目的・適応・種類、 放射線感受性、放射線治療のスケジュール 放射線治療の実際と効果、有害事象 緩和的放射線治療 ストレス反応、うつ病、死の受容 がん看護の視点からみた腫瘍病態学についてまとめる。 授業内容 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 2単位 開講年次 1年次 開講学期 前期 担当者 授業方法 小西 敏子 矢澤 卓也 矢澤 卓也 小橋 元 対面のみ 小嶋 一幸 曽我 茂義 佐伯 吉規 小西 敏子 60分/コマ

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