- 191 - (オフィスアワー・Email) がん看護学実習Ⅰ(診断と治療) 科目名・英名 Advanced Practicum of Cancer NursingⅠ 小西 敏子、岸田 さな江(実習指導者) 石川 和由(とちぎメディカルセンターとちのき実習指導者) 教員名 授業形態 実習:2週間(90時間) がん診療の場において、状態の改善および維持のために治療を受けるがん患者を身体的、心理的、社会的、霊的側面からアセスメントし、医学的問題を明確にする。ケアとキュアを統合し、患者に必要な看護支援を提供する能力を養う。あらゆる治療、状況、場面において、患者の苦痛緩和のための身体的管理方法と治療を遂行するために必要な医師と協働する医療処置について、卓越した判断能力や直接ケア能力を養う。 科目概要 がん患者を身体的、心理的、社会的、霊的な側面からアセスメントし、医学的な問題を明確にすること授業目的 で、ケアとキュアを統合し、卓越した判断能力や直接ケア能力を養うことを目的とする。専門分野における最新の知見と技術を備え、根拠に基づいた高度な看護実践能力を養う。 1.緩和ケアを受けるがん患者の心と身体を整える支援を行う。 2.緩和ケアを受けるがん患者の、苦痛緩和に関わる身体管理と治療遂行のための支援を行う。 3.緩和ケアに用いられる薬物療法に関わる身体管理と、治療遂行のための支援を行う。 4.緩和ケアを遂行するために必要な医師と協働する医療処置について説明する。 実習方法 1)実習時期:1 年後期 (2~3月) 2)実習期間:2 週間以上。履修生の目標到達度により実習期間を延長する。 3)実習場所:とちぎメディカルセンターとちのき 緩和ケア病棟/外来 4)具体的な実習方法 (1)2週間、指導医に同行し指導を受ける。指導医が外来を担当している間は、外来において医師が実践到達目標 授業計画 (2)1 回/週以上、指導医師、がん看護専門看護師、教員と共にカンファレンスを行う。 授業外における 到達目標に沿った実習目標の作成、日々の実習のまとめ、カンファレンスのための準備を行う。 学習・時間 1.評価対象 ・がん看護学実習Ⅰ(診断と治療)目標達成度 50% ・記録、レポート 25% ・カンファレンスでのプレゼンテーション 15% ・実習準備、実習態度 10% 2.評価方法 評価方法 履修生と面接を行い、実習目的・目標の達成度、記録・レポート、実習準備・実習態度について、評価基準をもとに評価する。 3.評価基準 S・A・B・C・F の5 段階評定とする。 1)大西和子:がん看護学第2版 臨床に活かすがん看護の基礎と実践.NOUVELLE HIROKAWA,2018. 2)日本がん看護学会教育・研究活動委員会コアカリキュラムワーキンググループ:がん看護コアカリュキュラム日本版 手術療法・薬物療法・放射線療法・緩和ケア.医学書院,2017. 3)武田文和(訳):トワイクロス先生のがん患者の症状マネジメント第2版.医学書院,2010. 4)堀夏樹:緩和ケア ゴールデンハンドブック改訂第2版.南江堂,2015. 5)日本緩和医療学会ガイドライン統括委員会:がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン2020年版.金原出版,2020. テキスト・参考書 6)日本緩和医療学会緩和医療ガイドライン委員会:終末期がん患者の輸液療法に関するガイドライン.金原出版,2013. 7)日本緩和医療学会緩和医療ガイドライン委員会:がん患者の呼吸器症状の緩和に関するガイドライン2016年版.金原出版,2016. 8)日本緩和医療学会緩和医療ガイドライン委員会:苦痛緩和のための鎮静に関するガイドライン2010年版.金原出版,2010. 9)日本緩和医療学会ガイドライン統括委員会:がん患者の消化器症状の緩和に関するガイドライン2017年版.金原出版,2017. 緩和ケア医の指導のもと、最新のがん治療を学びつつ、がん看護専門看護師に求められる役割・能力について見いだすことができるよう主体的に取り組むこと。学修を深めるための討論を積極的にしてほしい。 履修上の注意 質問への対応 小西 敏子 【オフィスアワー】水曜日17時-18時(研究室16)【E-mail】konishit@dokkyomed.ac.jp している医療の見学と参加を行い、必要性と意味を理解する。指導医が病棟を担当している間は、病棟において実習を行う。医師に指導を受けながら、検査指示、検査データ・画像の判断、薬物コントロール、必要な医療処置について体験的に学習できるようにする。 科目区分 専門科目 必修・選択 選択 単位数 2単位 開講年次 1年次 開講学期 後期 2時間/日
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