獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和6年度
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- 194 -科目名・英名 がん看護学実習Ⅳ(在宅緩和ケア) Advanced Practicum of Cancer NursingⅣ 教員名 小西 敏子、岸田 さな江(実習指導者) 授業形態 実習:1週間(45時間) 在宅において終末期を迎え、緩和ケアを受ける複雑で対応の困難ながん患者とその家族に対して、苦痛の緩和とQOLを高める看護支援について理解し、必要な支援を在宅ホスピス医および地域の看護スタッフと協働して実践する。終末期医療・在宅医療における地域連携を理解し、必要なシステムやがん看護専門看護師に求められている役割を見いだす。 科目概要 在宅において、終末期を迎える複雑で対応困難ながん患者と家族の様々な問題を解決するため、根拠に授業目的 基づいた高度な実践能力を養うことを目的とする。 1.在宅において終末期にあるがん患者と家族に対して、在宅ホスピス医・地域の看護スタッフと協働し、看護を実践する。 到達目標 2.終末期にあるがん患者と家族のおかれた状況を理解し、在宅療養における現状と課題、がん看護専門看護師としての自己の課題について考察する。 実習方法 1)実習時期:2 年前期 (7~8月) 2)実習期間:1 週間以上。履修生の目標到達度により実習期間を延長する。 3)実習場所:訪問看護ステーションたんぽぽ 4)具体的な実習方法 (1)在宅ホスピス医・訪問看護師と協働して行う。在宅で終末期にあり、緩和ケアを行っている対応が困授業計画 (2)実習終了時にケースカンファレンスを持ち、在宅ホスピス医・訪問看護師・がん看護専門看護師・教授業外における 到達目標に沿った実習目標の作成、日々の実習のまとめ、カンファレンスのための準備を行う。 学習・時間 1.評価対象 ・がん看護学実習Ⅳ(在宅緩和ケア)目標達成度 50% ・記録、レポート 25% ・カンファレンスでのプレゼンテーション 15% ・実習準備、実習態度 10% 2.評価方法 評価方法 履修生と面接を行い、実習目的・目標の達成度、記録・レポート、実習準備・実習態度について、評価基準をもとに評価する。 3.評価基準 S・A・B・C・F の5 段階評定とする。 1)デイヴィッド・スピーゲル:がん患者と家族のためのサポートグループ.医学書院,2003. 2)小林奈美(訳):病の苦悩を和らげる家族システム看護 イルネスビリーフモデル:患者と家族と医療職のために.日本看護協会出版会.2011. テキスト・参考書 3)大岩孝司,鈴木喜代子:対話形式Q&A プライマリ・ケアに活かすがん在宅緩和ケア.診断と治療社,2022. 4)森田達也:エビデンスからわかる 患者と家族に届く緩和ケア.医学書院,2016. 5)日本訪問看護財団:緩和ケアと看取りの訪問看護(Q&Aと事例でわかる訪問看護).中央法規,2021. 6)ウィル訪問看護ステーション:在宅ケアナースポケットマニュアル.医学書院,2019. 履修上の注意 主体的に実習に取り組み、がん看護(特にがん終末期における緩和ケア)の場の違いと社会情勢を踏まえたがん看護専門看護師に求められる課題を見いだすこと。 質問への対応 小西 敏子 【オフィスアワー】水曜日17時-18時(研究室16)【E-mail】konishit@dokkyomed.ac.jp (オフィスアワー・Email) 難な患者を1 例以上受け持ち、看護を展開する。患者に対して、フィジカルアセスメント、検査指示、必要な医療処置を判断した上で、在宅ホスピス医・訪問看護師からスーパーバイスを受けながら実習を行う。 員からフィードバックを受ける。 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 1単位 開講年次 2年次 開講学期 前期 2時間/日

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