獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和6年度
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- 216 -老年看護学特論Ⅳ(看護介入方法) 科目名・英名 Advanced Lecture of Gerontological Nursing Ⅳ 教員名 金子 昌子 講義:1回、演習:14回 講義:教員からの講義 演習:学生によるプレゼンテーション 授業形態 加齢や健康障害によって生じやすい症状や徴候及び症状や徴候の生活への影響を理解し、療養環境を整えリスクを最小限にする予防的ケアについて探究する。また、健康レベル、生活の場にかかわらず安全と安楽・安心を提供でき生活の質を保証する看護介入と、老年者の強みを引き出す看護介入方法について探究する。 複雑な看護問題を有する高齢者と家族への効果的な看護介入を決定するための方法を学ぶ。 専門問分野における最新の知見と技術を備え、根拠に基づいた高度な看護実践能力を習得する。 1.加齢に伴い出現する身体的徴候や健康障害によって生じやすい廃退、二次障害を予防する看護介入方法を理解し、対象に応じた個別的ケアを決定できる臨床判断能力と対象の強みを引き出す介入能力を身につける。 科目概要 授業目的 到達目標 2.老年者とその家族が抱える問題を解決でき、老年者と家族両者のニーズが満たされる退院支援のあり方を考察できる。 3.老年者の安全で安楽、安心な療養環境を整えるための看護管理上の課題について考察できる。 回 オリエンテーション 1 摂食・嚥下機能障害に伴う低栄養・肺炎予防ケア 2-3 転倒・転落の予防的看護ケア 4-5 睡眠及びせん妄への予防的ケア 6-7 授業 計画 スキントラブルの予防ケ ア 8-9 排泄障害への予防的ケア 10-11 退院計画と退院調整 12-13 医療安全と環境調整 14-15 単元主題 加齢に伴う生活への影響をアセスメントし、廃退や二次障害を予防するケアを探究する。多様な生活の場においてみられる共通した問題を取り上げその解決方法を検討し、老年者の強みをアセスメントし強みを引き出す看護ケアについて考察する。 加齢に伴う口腔機能及び嚥下機能への影響を分析し、低栄養や肺炎を予防する口腔ケアを含む嚥下機能の維持・改善を図る看護介入を、文献的考察をふまえて検討する。 転倒・転落の原因や現状を分析し、フットケアを含めた転倒予防ケアを、文献的考察をふまえて検討する。 加齢に伴う睡眠障害やせん妄などの問題を取り上げ、現状を把握・分析し、せん妄の予防や回復を促進する看護介入を、文献的考察をふまえて検討する。 加齢に伴う円背などの姿勢の変化と皮膚の脆弱により生じやすいスキントラブルを予防するケアについて、文献的考察をふまえて検討する。 加齢に伴い排泄障害に対する、失禁及び便秘の予防的ケアを、文献的考察をふまえて検討する。 病院から退院、在宅移行過程で生じる介護問題を取り上げ、入院早期からの退院支援計画及び調整について探究する。 具体的には、事例を用いて、入院当初から、介護を担う家族の発達段階・課題を含めた介護支援能力機能をアセスメントし、介護の対応能力及び社会的サポートの必要性を判断する。さらに、家族機能を維持するために、必要な社会資源に関する情報提供や活用可能な制度を導入するための調整的役割について考察する。また、介護者が介護肯定感を獲得できる有効な看護介入についても考察する。 医療環境下において、老年者の強みを引き出す、安心で安全、安楽な生活環境を整える、人的配置を含めた看護管理上の課題と調整について、ディスカッションを行い、探究する。 必修・選択 選択 授業内容 科目区分 専門科目 単位数 金子 昌子 金子 昌子 ゲストスピーカー 老人看護 専門看護師 村田佑介 金子 昌子 ゲストスピーカー 老人看護 専門看護師 森島一成 金子 昌子 金子 昌子 金子 昌子 ゲストスピーカー 金子 昌子 ゲストスピーカー 金子 昌子 2単位 開講年次 1年次 開講学期 後期 担当者 授業方法 Zoomでの 受講可 対面のみ Zoomでの 受講可 Zoomでの 受講可

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