獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和6年度
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- 222 - 老年看護学演習Ⅱ(認知症高齢者看護) Seminar on Gerontological Nursing Ⅱ (Nursing for elderly people with dementia) 科目名・英名 教員名 辻 容子 金子昌子 講義(1コマ)、講義・演習(11コマ)、演習(18コマ) 講義:教員からの講義・文献抄読・ディスカッション 演習:学生によるプレゼンテーション、フィールドワーク 授業形態 複雑で困難な課題を抱える認知症高齢者への高度な看護実践能力を養うために認知症の人の体験、援助理論と具体的な援助方法、倫理的課題について学修する。文献とフィールドワークから認知症高齢者と家族の体験を理解し、その人らしい生活を実現するために重要なケア関係とコミュニケーション能力を養い、その人を尊重した看護実践の課題と、認知症看護における専門看護師の役割について考察を深める。 科目概要 専門分野における最新の知見と技術を備え、根拠に基づいた高度な看護実践力に関する知識・技術・態授業目的 度を修得する。 1.認知症の人の体験を文献とフィ一ルドワ一クから学修する。 2.認知症の周辺症状と周辺症状のある認知症高齢者への支援について説明できる。 3.認知症の非薬物療法、予防的介入について説明できる。 4.認知症高齢者をとりまく倫理的課題と、課題解決のための倫理調整の実際について説明できる。 5.その人らしい生活を実現するケア提供の基盤にある認知症高齢者とのケア関係とコミュニケーションに到達目標 ついて学修する。 6.生活の場に合わせた認知症高齢者を尊重した支援の実際と課題を学修する。 7.認知症ケアにおける専門看護師の役割を考察し自己の課題を明確にできる。 回 【講義】認知症の人と家族の体験の理解 【講義・演習】認知症高齢者を尊重したケア提供のための理論 1 2-3 【講義・演習】周辺症状の理解とケア 4 【講義・演習】認知症の非薬物療法、予防的介入とその効果 【講義・演習】在宅で生活する認知症高齢者と家族への援助の実際 【演習】フィールドワーク1 場所:デイサービス施設 5-6 7-8 授業 計画 9-14 【演習】フィールドワークの報告と事例検討、文献を用いた考察 【講義・演習】認知症高齢者と家族にかかわる倫理的課題 【講義・演習】 施設で生活する認知症高齢者と家族への援助の実際 進行した認知症高齢者への支援 【演習】フィールドワーク2 15 16-17 18-19 場所:認知症グループ20-28 ホーム 単元主題 手記や研究等を読み、認知症の人と家族の体験を理解する。 パーソンセンタードケアの前提となる考え方と、パーソンセンタードケアを学び、認知症高齢者をひとりの人として尊重したコミュニケーションによるケア提供について討議する。 周辺症状の生じる要因と対応困難な症状に対する対応を学修し、生活環境を整える視点を含めた支援を経験事例から検討する。 非薬物療法(回想法、アクティビティケア)、認知症の予防的介入とその効果について学修する。 在宅で生活する認知症高齢者と家族の看護について学修する。 目的: 1.在宅介護を受ける認知症高齢者と家族の理解と2.認知症の方と良好なケア関係を形成できる関係の持ち方、コミュニケーションのとり方について、既習の学修内容を用いて学ぶ。 フィールドワークについてプレゼンテーションし、討論する。 認知症高齢者と家族にかかわる倫理的課題と支援、倫理調整の実際について学修する。 施設で生活する認知症高齢者と家族及び進行した認知症高齢者への支援を学修する。 目的: 1.専門的ケアが 24 時間必要な認知症高齢者と2.入所者へのケアに可能な範囲で参加し、認知症高齢者の言動が環境とケア提供者の関わりにどのように影響を受けているのか授業内容 ケアの実際を学ぶ。 家族の理解およびケアの実際を学ぶ。 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 ゲストスピーカー グループホーム2単位 開講年次 1年次 開講学期 後期 担当者 授業方法 辻 容子 金子昌子 対面のみ 対面のみ 対面のみ Zoomでの 受講可 辻 容子 Zoomでの 受講可 対面のみ 辻 容子 金子昌子 対面のみ 辻 容子 対面のみ 対面のみ せせらぎ 堀内園子 辻 容子 辻 容子 対面のみ

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