獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和6年度
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対面 (遠隔可) 対面 (遠隔可) 対面 (遠隔可) - 230 -在宅看護学特論Ⅰ(在宅看護の基盤となる制度とケアマ ネジメント) 科目名・英名 Advanced Lecture of Home Care Nursing Ⅰ 教員名 甲州 優、野澤 里美、村松 静子、川口 奏子 授業形態 講義:教員からの講義・ディスカッション 演習:学生によるプレゼンテーション・ディスカッション わが国の在宅看護に関連する保健医療福祉の諸制度・体制、在宅医療・訪問看護・在宅ケアの現状について学修し、諸外国の在宅看護との比較の中でその特性について理解する。複雑で多様な健康レベルの人の在宅看護を可能にするために必要な保健医療福祉の諸制度やその活用方法、ケアマネジメントの基本的な考え方を学修し、関係機関や多職種との連携及びネットワークの構築、退院支援・調整による在宅移行の可能性を検討するための統合的なケアマネジメント過程について学修する。また、訪問看護事業所等の開設、効率的な管理・運営についての具体的方策および経営戦略、訪問看護実践の質改善のための職場環境の整備やスタッフの教育に関する取り組み、さらに、地域包括システムにおける訪問看護の役割と在宅看護専門看護師の役割について学修する。 科目概要 在宅看護の歴史、保健医療福祉制度、多職種間連携、退院支援・調整、統合的なケアマネジメントおよびケアマネジメント過程について学修する。また、在宅看護において必要とされる高度実践看護の技術、特に事業所管理、経営、質評価、人材育成について学修する。また、訪問看護の役割と在宅看護専門看護師の役割について学修する。 授業目的 1.わが国における在宅看護の歴史および在宅医療・訪問看護・在宅ケアの現状を理解し、諸外国の在宅看護との比較の中でその特性を説明できる。 2.複雑で多様な健康レベルの人の在宅看護を可能にするために必要な保健医療福祉の諸制度やその活用方法を説明できる。 3.関係機関や多職種との連携及びネットワークの構築、退院支援・調整による在宅移行の可能性を検討到達目標 するための統合的なケアマネジメントおよびケアマネジメント過程について説明できる。 4.訪問看護事業所等の開設、効率的な管理・運営についての具体的方策および経営戦略について説明できる。 5.訪問看護実践の質改善のための職場環境の整備やスタッフの教育に関する取り組みについて説明できる。 6.地域包括ケアシステムの現状と課題を踏まえて在宅看護専門看護師の役割について説明できる。 回 【講義】わが国の保健医療福祉制度の全体像の理解 1 【講義】わが国の保健医療福祉と歴史的変遷 授業 計画 2 【講義】わが国の診療報酬制度の歴史的変遷 3 【講義】在宅療養生活を支える地域の社会資源の役割と課題 4 単元主題 授業内容 ①ガイダンス ②わが国の保健医療福祉制度 ③わが国の在宅看護の歴史的変遷 ④わが国の在宅医療、介護保険制度における現状と課題 ⑤諸外国の在宅看護 ①医療法および健康保険法に関する歴史的変遷 ②難病法(難病の患者に対する医療等に関する法律)の変遷と課題 ③医療的ケア児およびその家族に対する支援に関する法律における、時代的背景 ④介護福祉士および介護福祉士法等の一部改正に伴う経過措置の背景 ⑤障害者基本法と時代的・社会的背景 ⑥精神保健福祉法に関連した在宅看護の動向 ①わが国の診療報酬体系 ②在宅における診療報酬の歴史的変遷 ③診療報酬等を取り巻く現状 ①在宅療養に直接関わる専門職種と機関の役割と課題 ②医療機関・退院支援部門の役割と課題 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 担当者 甲州 優 甲州 優 甲州 優 野澤 里美 4単位 開講年次 1年次 開講学期 前期 授業方法 対面 (遠隔可)

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