対面 (遠隔可) 対面 (遠隔可) 対面 (遠隔可) - 236 -在宅看護学特論Ⅲ(在宅看護の援助方法) 科目名・英名 Advanced Lecture of Home Care Nursing Ⅲ 教員名 甲州 優、野澤 里美 講義:教員からの講義・ディスカッション 演習:学生によるプレゼンテーション・ディスカッション 授業形態 地域包括ケアシステムの一部である在宅看護において、在宅療養者の看護計画の立案と実践・評価を含めた在宅看護過程の特性について教授する。複雑で多様な健康課題や生活課題を有する在宅療養者やケア提供者について、在宅療養者の健康と生活に活用できる看護理論やモデルを応用して、家族、セルフケア、生活環境をアセスメントし、課題解決に向けた援助方法について学修する。また、在宅看護における倫理的課題、臨床的課題およびリスクマネジメントの現状と課題について学修する。これらを踏まえ、在宅看護において必要とされる援助方法について検討する。 科目概要 在宅療養者の健康と生活に対する援助に活用できる諸理論や諸法規、関連職種について理解し、応用しな授業目的 がら看護過程を展開し、健康課題や生活課題の解決を図るための援助方法について検討する。 1.在宅療養者の看護計画の立案と実践・評価を含めた在宅看護過程について説明できる。 2.在宅療養者の健康と生活に活用できる理論やモデルを応用した家族、セルフケア、生活環境をアセスメン到達目標 トについて説明できる。 3. 在宅におけるリスクマネジメントについて説明できる。 4. 在宅看護において必要とされる援助方法について検討できる。 回 【講義】在宅看護過程の特性 ①在宅療養者を生活者として捉え、家族を含めた1 【講義】在宅看護における多職種連携 2-3 【講義】在宅看護におけるリスクマネジメント 授業 4-5 計画 【講義】事例展開①アセスメント<療養者・家族・ケア提供者> 6 単元主題 ②療養者と家族のセルフケア能力を活かした支援①在宅看護におけるリスクマネジメント(感染管②リスクマネジメントの実際 1.事例設定 年齢・性別:80代・男性 疾患:COPD(酸素流量1L/m) 脳梗塞後遺症による右片麻痺 ADL:立位可・歩行不可・ベッド上で生活、排泄はポータブル。室内車椅子使用、胃瘻による食事3回/日、肺炎による数回の入院によりADL低下。今回の入院中に大腸がんの診断を受ける。療養者本人および家族も退院を希望。入院中複数個所に褥瘡発生。 家族について:妻は時折、同じ話題を繰り返すことがある。褥瘡処置に対して「私にできるかしら」と発言。 次女は最近転職している。 家族状況:3階建て、2階にリビングおよび居室 2.状況設定: <療養者・家族> ①肺炎による入院を経て退院に向けて調整している。妻は玄関先で躓いた際に利き手を捻り痛めている。②妻は要介護認定を受けていない。 <ケア提供者>:訪問看護担当看護師 ①訪問看護歴2年目30代前半の女性 ②臨床経験は混合病棟3年、小児クリニック3年と育児期間を経て訪問看護師として非常勤からスタート ③報告に問題はないが自ら相談するタイプではない。④高齢者への対応は経験不足と自覚している。 授業内容 生活、価値観、希望を優先する視点 方法 在宅看護における看護職以外の在宅サービスや在宅サービスとの繋がりの構築、多職種連携の課題等 理、事故予防、災害対応、個人情報保護等) 同居家族:70代の妻と独身の40代の次女と3人暮らし。 ・寝室がある。 科目区分 専門科目 単位数 必修・選択 選択 2単位 1年次 開講年次 開講学期 前期 担当者 授業方法 甲州 優 野澤 里美 野澤 里美 対面のみ 甲州 優 野澤 里美
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