- 275 -課題研究 科目名・英名 Research project in clinical nursing 教員名 金子昌子、丸山良子、小西敏子、鈴木珠水、関根 正 演習:30回 演習:文献検討、ディスカッション、学生によるプレゼンテーション 授業形態 専門看護師は、現場の看護を改善するチェンジエージェントとしての役割が期待されている。専門看護師として、現場での看護を改善し根拠に基づくケアを実践するために、研究的思考や研究遂行能力は必要不可欠である。 科目概要 本科目は、共通科目や専門科目の学修を統合し、専門分野における実践上の課題や困難事例に関する文献クリティークを通して自己の研究課題を明確にした上で研究計画書を作成し、研究活動を遂行すること、そして、一連の研究活動を修士論文(課題研究論文)として作成することを目標としている。 本科目を通して、専門看護師の役割の一つである「研究」に必要な基礎的な能力を修得する。 専門分野における実践上の課題に対して、科学的手法を用いた解決方法を修得する。 授業目的 看護現象を科学的に分析・評価し、創造的な実践を開発するための基礎的研究能力を修得する。 1.自らの臨床上の問題意識に関連する国内外の文献をクリティークする。 2.研究課題を設定する。 3.研究課題に応じた適切な研究デザイン、研究目的、研究実施施設、データ収集・分析方法、倫理的配慮を検討する。 4.研究計画書を作成する。 5.看護研究倫理審査を受審する。 到達目標 6.研究計画書に基づき、研究実施施設等での研究調査・実践を遂行する。 7.得られたデータを科学的手法に基づく研究方法に則って分析する。 8.得られたデータを結果として記述する。 9.先行研究と比較しながら、結果を論理的に考察する。 10.研究に関する限界と今後の課題を明確化する。 11.修士論文(課題研究論文)を執筆し、完成する。 12.修士論文審査会ならびに最終試験を受審する。 回 1 オリエンテーション 研究課題の明確化 2-15 研究計画書の作成 看護研究倫理審査の受審 授業 内容 研究計画書に基づく研究の実施 データ分析と結果・考察 修士論文(課題研究論文)の作成・完16-30 成 修士論文審査への提出書類を作成・提出・受審 授業外における 自らの臨床上の問題意識に関する文献をクリティークし、プレゼンテーションの準備をして、授業に学習・時間 臨むこと。 単元主題 修士論文作成スケジュールとプロセスについて ・臨床上の自らの問題意識の明確化 ・問題意識に関連する国内外の文献・情報の収集、文献のクリティーク ・ゼミでのプレゼンテーションとディスカッション ・リサーチクエスチョンの明確化 ・研究課題の設定 ・研究計画書の作成 ・看護研究倫理審査の受審 ・研究計画書に則った研究データの収集・分析 ・得られたデータを結果として記述する。 ・先行研究と比較しながら、結果を論理的に考察する。 ・研究に関する限界と今後の課題を明確化する。 ・修士論文(課題研究論文)を執筆し、完成する。 ・修士論文審査への提出書類を作成・提出する。 ・修士論文審査会ならびに最終試験を受審する。 科目区分 研究科目 単位数 必修・選択 選択 授業内容 2単位 開講年次 2年次 開講学期 通年 教員名 金子昌子 丸山良子 小西敏子 鈴木珠水 関根 正 1コマ/2時間
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