- 316 -科目名・英名 看護倫理特論(Nursing Ethics) 教員名 金子昌子、上杉奈々、長尾式子 講義:8回 授業形態 講義:教員からの講義・文献抄読・ディスカッション 看護学研究、看護学教育並びに看護実践において必須となる看護倫理に係る諸理論とその概念的基盤、看護倫理の変遷や最新の動向に係る理解を深め、看護学の教育・研究者として必須となる倫理学や生命倫理に係る専門的な知識を修得する。また、医療・看護や人間のライフサイクルにおける倫理的問題に関する事例を多角的な視点から分析することを通して、高い倫理観を養成する。 本科目は、DP1・DP3と直結しており、関連が強い。 (上杉奈々/4回) 歴史的背景や事例と「対象者の人格の尊重」「対象者や社会への有益性」「公正性の保持」の倫理原則をふまえた研究計画から研究データ収集、データ分析、論文作成、成果発表のあり方を学修する。さらに「個人情報保護法」や「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」、「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」等の理解を通して、研究者としての責任、対象者への倫理的配慮と研究上での手続き、研究不正行為の防止、利益相反への対応、オーサーシップ、共同研究におけるルールについての具体的内容を学修する。 授業概要 (長尾式子/2回) 歴史的な背景や事例を基に、臨床医療における倫理について理解を深める。倫理理論や、生命・医療倫理の四原則、「患者の権利」、「医療専門職の責務」、「医療資源の公平性」など、臨床倫理の重要概念を理解し、臨床現場の倫理的問題を比較考量について学修する。 (金子昌子・上杉奈々/1回)(共同) 研究を通じて社会や学術へ貢献することの意味についてのディスカッションを行い、研究公正ならびに発表倫理の意義についてプレゼンテーションを行う。 (金子昌子・長尾式子/1回)(共同) 看護の臨床現場の臨床倫理の重要概念を理解し、倫理的問題や看護学研究における倫理に関してディスカッションを行い、高い倫理観を育成する。 看護の実践における臨床倫理ならびに看護研究における倫理について理解し、多角的な視点・価値観・考え方に対する想像力と受容、そして法的・倫理的根拠に基づいた考察の必要性を認識したうえで、自律的に個別具授業目的 体的事例について分析・考察していくことを授業の目的とする。 1.臨床ならびに研究における歴史上の倫理的問題の発生とその要因について説明できる。 2.看護の実践における生命倫理・医療倫理の四原則、「患者の権利」、「医療専門職の責務」、「医療資源の公平性」などの臨床倫理の重要概念を説明できる。 3.看護研究における倫理指針、個人情報保護法、人を対象とした生命科学・医学系研究のガイドライン等を理到達目標 解し、研究のプロセスにおける倫理的配慮と手続きを説明できる。 4.臨床現場の倫理問題を比較考量したうえで医療専門職としての自律的な行動について具体的に述べる。 5.研究者としての研究プロセスにおける倫理的配慮について具体的に述べる。 6.自己の倫理観を述べる。 7.看護実践・看護教育・看護研究の関連性を理解したうえで、臨床倫理ならびに研究倫理について多角的に 探究できる。 回 授業 【講義】臨床現場における看内容 1 護実践と倫理 単元主題 授業内容 第1回目~3回目の進め方:内容に関する基本的な倫理概念について共有し、ディスカッ科目区分 共通 必修・選択 必修 教員名 金子昌子 長尾式子 単位数 1単位 開講年次 1年次 開講学期 後期 授業方法 Zoomでの 受講可
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