獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和6年度
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- 327 -生活環境調整支援特論 科目名・英名 (Living Environment Adjustment Support) 教員名 鈴木珠水、板倉朋世、小西敏子 講義10回、演習:5回 授業形態 講義:教員からの講義・文献抄読・ディスカッション 演習:学生によるプレゼンテーション 対象に備わっている力を高める生活環境の調整および支援方法の開発に向けて、看護の対象を取り巻く療養環境や生活環境、人間と環境との相互作用や疾患との関係性についての理解並びに専門領域における研究遂行上の研究倫理や倫理的配慮についての理解を深め、生活環境の調整支援について探究する。 本科目は、DP1・DP2と直結しており、関連が強い。 (鈴木珠水/5回) 生活環境に由来する物質に反応を示すアレルギーや過敏状態に対し、生活環境調整を含むセルフケア支援について探究する。 (板倉朋世/4回) 科目概要 生活環境全般の調整と対象の回復する力との関連や、排泄物臭や体臭等による影響を受けた室内空気質の改善を目指した療養環境について探究する。 (小西敏子/4回) がんサバイバーに対して、全人的苦痛の緩和を図りつつ療養環境を調整することにより、個々人の生きる力を引き出し、自らの意思決定に基づいた療養生活を送るための支援に関して探究する。 (鈴木珠水・板倉朋世・小西敏子/2回)(共同) 生活環境調整とは何か議論し、生活環境・療養環境の視点から、どのような事柄から心身を護るのか、対象に備わっている力を高めるにはどのような支援が必要か討議し、自らの研究課題について探究する。 生活環境調整とは、生活環境は人に対して多大に影響しているということを認識することから始まる。生活環境と人との相互交流を通して、影響の度合いや内容に関して考察していくことを授業の目的とする。看護は、あらゆる人々がその人らしく過ごせるように日常の生活環境を調整していく役割を担っている。対象となる人々と、授業目的 その人々を取り巻く環境の両方に焦点をあて、生活環境や療養環境の分析を行う。また、人が自律し癒され、尊重された存在であり続けられるような生活環境調整支援について理解し、その在り方について考察を深め、それらに関係する発展的課題を探求する。 1.社会情勢などの経年変化による生活環境・療養環境変化についての現状と課題を分析できる。 2.生活環境に関する理論・概念について説明できる。 3.生活環境・療養環境の中で人の主体性・自立性が引き出されるような支援について理論に基づき説明できる。 到達目標 4.対象となる人々と、その人々を取り巻く環境の両方に焦点をあて、生活環境や療養環境の分析ができる。 5.対象となる人が自律し、癒され、尊重された存在であり続けられるような環境調整支援について説明できる。 6.環境調整支援の在り方について事例を用いて発表し、それらに関する発展的課題を探求できる。 7.生活環境と人との相互交流、環境からの影響の度合いや内容に関して理解でき、実践可能な計画を提案することができる。 回 1 【講義】生活環境と看護 授業 内容 2 【講義】)環境、療養環境 単元主題 ・生活環境、療養環境の概念 ・生活環境・療養環境の調整と看護課題 第2~5回目の進め方 看護理論、研究論文、文献を用いたディスカッション ・療養者の生活を取り巻く環境を設計するために 授業内容 科目区分 専門 単位数 必修・選択 選択 2単位 開講年次 1年次 開講学期 前期 教員名 授業方法 鈴木珠水 板倉朋世 小西敏子 対面のみ 板倉朋世 Zoomでの 受講可

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