獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和6年度
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- 330 -地域ケアシステム開発特論 科目名・英名 (Community Care System Development) 教員名 守田孝恵、礒山あけみ、高瀬佳苗、甲州優 講義:15回 授業形態 講義:教員からの講義・文献抄読・ディスカッション 地域社会における健康の保持増進や疾病予防を目的とする地域ケアシステムの開発に向け、保健統計や保健施策の実績、地域住民のニーズから分析する地域診断並びに専門領域における研究遂行上の研究倫理や倫理的配慮についての理解を深め、それに基づく地域ケアシステム構築および保健活動のエビデンスについて探究する。 本科目は、DP1・DP2と直結しており、関連が強い。 (守田孝恵/3回) 精神障害者の地域生活環境を測定する指標開発の研究プロセスや地域ケアシステムの構築のための地域診断に関する研究をレビューする。また、地域保健に従事する保健師の能力開発に関連する研究を分析し、専門職の人材育成に資する研究と得られた知見を検討する。 (礒山あけみ/3回) 母子とその家族を取り巻く現状と課題を明らかにすることおよび、現行の母子とその家族に対するケアシステムの研究をレビューし、母子とその家族の健康を高めるためのケアシステムについて検討する。 科目概要 (高瀬佳苗/3回) 成人期において生活習慣病予防のために効果検証されてきた介入研究および評価指標を概観し、「個」のライフスタイル介入と環境との関連を検討し、「個」のセルフケアを促す地域ケアシステムおよび看護の役割とは何か、最新の知見と得られたデータに基づき検討する。 (甲州優/3回) 在宅看取りを推進するケアシステムの構築のため、看取りに関する社会的要請と研究動向を概観し、終末期にある療養者と家族の支援に関する研究をレビューする。また、終末期ケアに携わる医療福祉専門職の人材育成に関する研究から得られた知見を検討する。 (守田孝恵・礒山あけみ・高瀬佳苗・甲州優/3回)(共同) 今後の専門職の果たす役割を見据えた地域在宅ケアシステム開発の国内外における動向と最新の知見を踏まえ、研究方法を討議する。 地域で生活する母子、成人期、終末期等のライフステージにおいて、あらゆる健康レベルにある人々が、安心して安全に自分らしく生活するための予防的視点を含めた地域ケアシステムおよびその開発について教授する。また、さらに、社会の動向および地域特性を踏まえた多角的な視点から行う地域診断をもとに、地域授業目的 包括ケアシステムの中で機能する地域在宅看護実践の現状と課題および課題解決のための方略を国内外の文献をクリティークし探究する。これらを通し人々のQOL向上に寄与できる地域包括ケア実践に向けた創造的な看護アプローチを探究できるように教授する。 科目区分 専門 必修・選択 選択 単位数 2単位 開講年次 1年次 開講学期 前期

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