- 49 -(オフィスアワー・Email) 授業外における 学習・時間 看護理論 Nursing Theory 科目名・英名 教員名 菊池 麻由美 授業形態 リアルタイム、ディスカッション型授業(Zoomを用いるが全コマ数のうち過半数のコマは対面でおこなう) 講義:10回、演習:5回(講義:教員からの講義・文献抄読・ディスカッション 演習:学生によるプレゼンテーション) 看護理論(Nursing Theory)は「看護」という営みを理解し、新たな看護実践を創造する枠組として価値づけられる。本科目では、看護学の理論体系の発展経緯と看護現象の概念化や理論化の意味や重要性について概観した後に、理論のクリティーク方法を学修する。また、代表的ないくつかの理論について論及し、看護理論の看護事象への活用可能性について議論する。さらに、選択した1つの看護理論について枠組みを用いて分析し、その結果をプレゼンテーションする。これらにより、看護理論を看護実践に活用する能力、および看護事象を理論的に捉える能力を醸成する。 科目概要 看護現象を科学的に分析・評価し、基礎的研究能力を有する高度専門職業人としての看護実践者、看護管理者、看護教育・研究者育成の為に、実践・管理・教育・研究の基礎と発展にとって重要な看護理論の理解を深める。 1.看護学の理論体系の発展経緯と看護現象の概念化や理論化の意味や重要性を理解する。 2.看護実践の基盤となる諸理論の構成、利点及び限界や、看護実践・研究・教育への活用を検討する。 3.看護学の理論体系の発展経緯を説明することができる。 4.看護理論の読み方(分析・評価の方法)を知る。 5.理論と実践の関係を検討する。 6.1つの看護理論について分析・評価し、実践との関係をふまえてプレゼンテーションする。 7.学習した内容やその他の理論を、各自のフィールドでどのように活用するかを述べる。 授業目的 到達目標 回 1 看護学の理論体系の発展経緯と看護現象の概念化や理論化の意味や重要性 2 3 4 授業 オレムのセルフケア理論 5 計画 課題演習 6 7 ワトソンのケアリング理論 ケアリング中範囲理論 8 課題演習 9 10 中範囲理論: 病みの軌跡理論・症状マネジメント理論 不確かさ理論など 課題演習 11 12 13 看護実践の中に看護理論を捉える 14 15 まとめ 『筒井真優美編集(2020). 看護理論家の業績と理論評価. 医学書院.』の[序]および[第一部:看護理論の発展と理論評価の基本となるもの]を読んで初回授業に臨む。 評価方法 プレゼンテーション60%、グループ討議への参加40%等を総合評価する。 1.筒井真優美編集(2020),看護理論家の業績と理論評価,医学書院. その他、担当教員より随時に明示する。 各自の臨床経験を振り返り、課題に取り組むことを期待する。 事前に配布された授業資料およびテキスト該当箇所は事前に読み、各自の意見をもって授業に参加する。 テキスト・参考書 履修上の注意 質問への対応 授業後19:00まで または、mayumi.kikuch@med.toho-u.ac.jp に連絡する 単元主題 授業内容 ・看護における理論開発の歴史 ・看護理論の概観と看護科学、看護学との関連 ・看護理論の諸概念、看護実践・教育・研究における重要性 ・卓越した看護実践への看護理論の活用 ・看護実践の質を維持・発展させるための理論構築 ・理論と概念、理論の評価(分析とクリティーク) ・ケースの検討(看護理論の活用) ・理論家の背景、理論の源泉、問題意識、前提、主要概念、命題 看護実践の中に看護理論を捉える① 各専門領域における看護実践へのセルフケア理論の活用可能性の検討 ・ケースの検討(看護理論の活用) ・理論家の背景、理論の源泉、問題意識、前提、主要概念、命題 看護実践の中に看護理論を捉える② 各専門領域における看護実践へのケアリング理論の活用可能性の検討 ・ケースの検討(看護理論の活用) ・理論家の背景、理論の源泉、問題意識、前提、主要概念、命題 看護実践の中に看護理論を捉える③ 各専門領域における看護実践の根拠・分析・評価に活用可能な看護理論の検討 課題発表:選択した看護理論の看護実践への活用-その実際と課題- 看護理論の看護実践への活用を支援する 科目区分 共通科目 単位数 論文:選択 開講年次 1・2年次 C N S:選択 開講学期 後期 必修・選択 2単位 担当者 授業方法 対面授業 Zoom 菊池麻由美 Zoom Zoom 対面授業 30分/1コマ
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