獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和6年度
53/444

- 51 -行動の観察と記録 9 10 実験計画法 11 オペラント条件づけ (形成化、促進化、連鎖化) レスポンデント条件づけ 12 情動条件づけ 13 徹底的行動主義 14 関連文献についての紹介と ディスカッション 15 授業外におけるテキスト・参考書は授業外の都合がつく時間帯に読んでください。初回と最終回のそれぞれの授業終了後にレポートを作成してもらいます。その課題は授業内で説明します。 授業への参加状況と最終レポートの成績の両方で評価します。配点はそれぞれ50%とします。 レポートの課題は、看護実践場面で受講生の皆さんが実際に経験したさまざまな行動上の問題を行動理論の視 点で説明することとします。レポートの評価項目は、①問題行動が明確に定義されているか、②問題行動の随伴性がきちんと述べられているか、③対策は心理的ではなく行動的に説明されているか、④行動の原理が記されているか、⑤文章表記、の5項目です。各項目について1~5の5段階で評定して採点します。 テキスト ウィリアム・M・ボーム著 森山哲美 訳 (2023). 『行動主義を理解する―行動・文化・進化―』日本語版第二学習・時間 評価方法 版 二瓶社 テキスト・参考書 参考書 河合伊六・辻下守弘・小林和彦 著 (2009). 『リハビリテーションのための行動分析学入門』医歯薬出版 杉山尚子 著 (2005). 『行動分析学入門』集英社新書 授業では、テキストや参考書に即して講義が必ずしも行われるわけではありません。 テキストは必ず授業に並行して読み進めてください。不明な点があれば、遠慮なく質問してください。 評価方法のところで記したように受講生の皆さんが体験した行動上の問題を行動理論の視点から説明すること が最終レポートの課題です。提出されたレポートは私がコメントを記して返却します。 質問等の連絡先は、CBM14246@nifty.com です。 特にオフィスアワーがあるわけではないので、いつでも質問してください。 履修上の注意 質問への対応 (オフィスアワー・Email) 行動分析学では行動を理解するために行動を観察して記録することが重要視されています。その方法について説明します。 行動を改変するための研究方法を紹介します。 行動を望ましい方向に変容するための具体的な方法について説明します。 行動に先行する環境事象によってもっぱら制御されるレスポンデント行動の学習であるレスポンデント条件づけについて説明します。この条件づけはパブロフの条件反射という学習です。 なんでもなかった事柄に対して快や不快といった情動を感じるようになるメカニズムについて説明します。 実験的行動分析学と応用行動分析学の哲学的基盤である徹底的行動主義について講義します。行動分析学の祖であるスキナーは、この視点にもとづいた「行動の科学」を提唱しました。 看護領域にかかわる行動分析学の文献について教員が紹介し、その内容について学生同士が議論します。 対面のみ 対面のみ 対面のみ 対面のみ 対面のみ 対面のみ 対面のみ 1 コマ/30 分

元のページ  ../index.html#53

このブックを見る