獨協医科大学大学院 看護学研究科 教育要綱 令和6年度
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基本的には対面 (Zoom可) 基本的には対面 (Zoom可) - 73 -基盤・機能看護学演習Ⅰ(看護管理) 科目名・英名 Seminar in Nursing AdministrationⅠ 教員名 上田 理恵 講義:6回 演習:54回 講義:教員からの講義、ディスカッション 演習:学生によるプレゼンテーション 授業形態 看護における事例分析の主要な意義は、特定の事例を深く理解し、その後の実践に活かすことである。すなわち、個人が体験した実践を経験知として深め、定着する作業である。この積み重ねにより、実践力の向上につながるものである。本科目では、事例を分析する一連の能力を身につけることで、自己の課題を明確にし、改善するための方法を見出す。すなわち、自己評価や自己教育力を養うことを目的とする。具体的には、学生は自分の関心のあるテーマを選択し、グループ別に学習を進める。必要に応じて、学生はフィールドワークを行う。また、患者会、病棟や地域連携部門などでの検討会にも積極的に参加し、そこで得た学びをさらに討論会を通して理解を深める。 科目概要 ここでは、現場における看護管理(リーダーシップ、マネジメント、看護管理者としてのあり方、診療報酬と部署運営、人材育成、看護提供体制、ベッドコントロールなど)に関する事例を対象とし検討する。 高い倫理感に基づいた看護行動をとることができ、複雑な倫理課題について多角的に分析し、対応できる調整能力を修得する。 授業目的 現場で生じている看護管理上の課題を取り上げ、問題解決過程に沿って分析・評価し、事例の分析・評価方法を習得するととともに、自己の課題と看護管理上の課題を見出す。 到達目標 回 ガイダンス 1 看護看理における問題解決の基本的知識と実際 2-5 実践活動に基づく事例検討【演習】 授業 計画 6-59 60 総括 授業外における 事例の提示や発表に必要な準備は十分に行うこと。 学習・時間 提出事例の選択の妥当性10%、看護過程の展開の妥当性40%、討論の内容と適切性20%、 課題レポート30%で評価する。(レポート課題については授業内で提示する。) 評価方法 1.陣田泰子編集(2009):看護現象学の方法と効果 いのちの学びのマネジメント,医学書院 2.徳岡晃一郎,舞田竜宣(2013):MMB:「思い」のマネジメント実践ハンドブック,東洋経済新報社 3.野中郁次郎、紺野登(2002):知識経営のすすめ―ナレッジマネジメントとその時代,ちくま新書 225 他、学生の課題に応じて適宜紹介する。 テキスト・参考書 自己の看護管理の問題を言語化する。さらに看護管理の課題を、実践を通して確認する授業であるため、主体履修上の注意 的・積極的に、教員を活用し、施設との調整を図り、学習計画を立案することが求められる。 *原則として、出席については、全コマ数のうち、過半数は対面授業とする。 オフィスアワー:水曜日 17:00~18:00 研究室No.51 Email: ueda-r@dokkyomed.ac.jp にて対応いたします。 質問への対応 (オフィスアワー・Email) 単元主題 授業内容 本科目の進め方 看護管理実践事例あるいは文献を題材にその内容の分析方法を学ぶ。さらに、事例を用いて分析・評価を行い、課題を見出しその結果を評価する。 1 履修者は看護管理上の事例を取りまとめ、参加者全員で検討する。現場の出来事や事象を自分の言葉を使い文章化し、他者に理解できるように表現することにより不明瞭だったことや疑問を顕在化させる。事実やデータに基づきその現象が生じた真の原因を究明する。他者の事例を通して、自分の問題として学ぶことが個々の看護管理の問題解決に活かされることを期待する。 2 問題解決過程に基づく事例検討 ⅰ.現象から課題を抽出 ⅱ.課題を分類整理(文献検索) ⅲ.課題の目標 ⅳ.課題の方策 ⅴ.評価 ⅵ.プレゼンテーション、参加者と討論 3 自己課題の発表 事例検討を通して、自己の研究課題を明瞭にする。 科目区分 専門科目 必修・選択 選択 単位数 4単位 開講年次 1年次 開講学期 通年 担当者 授業方法 対面 上田 理恵 対面

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