- 85 -(オフィスアワー・Email) がん看護学特論 科目名・英名 Nursing Intervention for Cancer Patients & Patient's Family 教員名 小西 敏子 講義:5回、演習:10回 授業形態 講義:教員からの講義・ディスカッション 演習:学生によるプレゼンテーション・ディスカッション がん治療(主に薬物療法、放射線療法)を受けるがん患者および終末期にある患者とその家族への問題解決および満足感を高めるための理論や支援方法について、実証的に研究する方法ならびに実践に応用する方法を探究する。終末期看護領域においては、完成された先行論文を中心に、がん患者の終末期の生活上の問題を取り上げながら現状の看護支援方法の課題について検討する。薬物療法、放射線療法看護領域においては、治療にともなう有害事象に関する課題を取り上げ、有害事象を緩和するための効果的な看護ケアシステムを探求する。 科目概要 最新の知見と技術を有し、根拠に基づいた看護実践力を養うため、がん患者および終末期にある患者とその家族への問題解決および満足感を高めるための理論や支援方法について、実証的に研究する方法ならびに実践に応用する方法を探究する。 1.がん終末期に関する国内外の研究動向を学び、がん患者および家族の抱える生活上の問題を支援するた授業目的 めのがん看護について説明する。 到達目標 2.薬物療法、放射線療法により有害事象を抱えるがん患者に対する看護上の課題を明確にした上で、薬物療法、放射線療法看護領域における看護ケアについて具体的に説明する。 回 【講義】がん領域における緩和ケアの概念 1 【演習】がん患者の緩和ケアに関する研究動向と課題 2 【演習】がん患者が抱える生活上の問題と看護ケアシステムの分析・探求 3 【演習】がん患者が抱える心理・社会的問題と看護ケアシステムの分析・探求 4-5 授業 計画 【講義】薬物療法看護領域における看護ケアシステムの分析・探求、がん患者の抱える有害事象と看護 【演習】薬物療法を受けるがん患者の抱える心理・社会的問題と看護ケアシステムの分析・探求 6-7 8-10 【講義】放射線療法看護領域における看護ケアシステムの分析・探求、がん患者の抱える有害事象と看護 【演習】放射線療法を受けるがん患者の抱える心理・社会的問題と看護ケアシステムの分析・探求 11-12 13-14 15 【演習】まとめ 授業外における 学習・時間 各授業のテーマに沿って、授業でのプレゼンテーションの準備を行う。 ・授業全般に関わる参加度 10% ・プレゼンテーション内容 20% ・討論での発言の適切性 20% ・課題レポート(講義の中で提示する)50% 評価方法 テキスト・参考書 適宜提示する。 履修上の注意 自ら積極的に課題に取り組むことが望まれる。 質問への対応 小西 敏子 【オフィスアワー】水曜日17時-18時(研究室16)【E-mail】konishit@dokkyomed.ac.jp 単元主題 授業内容 エンド・オブ・ライフケアの歴史 WHOの緩和ケアの定義の変遷 終末期にある患者と家族の特徴 緩和ケアに関する先行論文を検索し、抄録を作成しプレゼンテーションすることで、研究動向と課題を見出す。 左記のテーマに関する文献を検索し、抄録を作成しプレゼンテーションすることで、生活上の問題と看護ケアシステムについて思考を深める。 左記のテーマに関する文献を検索し、抄録を作成しプレゼンテーションすることで、心理・社会的問題と看護システムについて思考を深める。 有害事象の代表的な症状の、悪心・嘔吐、味覚障害、骨髄抑制、皮膚障害、脱毛、末梢神経障害、倦怠感のメカニズムを学ぶ。 薬物療法を受ける患者の心理的な問題について、文献を通して課題を明確にする。就労と経済的な問題について社会調査等を参照し、問題点を明らかにする。 放射線療法による有害事象のうち、代表的な宿酔、皮膚障害、照射部の疼痛、倦怠感等のメカニズムを学ぶ。 放射線療法を受けている患者の問題点について、文献を通して課題を明確にする。就労と経済的な問題について社会調査等を参照し、問題点を明らかにする。 学びを通して自身の課題を明確にする。 科目区分 専門科目 必修・選択 選択 単位数 2単位 開講年次 1・2年次 開講学期 前期 担当者 授業方法 対面のみ 小西 敏子 Zoomでの 受講可 対面のみ Zoomでの 受講可 対面のみ 2時間/コマ
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