災害時の避難場所及び行動マニュアル 「住所は、壬生町緑町○丁目○番地○号○○アパート○階○○号室より出火です。」 「出火原因はガスコンロの異常によるものと思われます。」 「消火器による初期消火を行いましたが、消火不可能な状態です。」 「建物の中にいる人は、初期消火をやめ、避難を行っております。」 「逃げ遅れた者がおり、○階建ての屋上で救助を待っています。」 「火傷による負傷者が○○名おります。」 「私は獨協医科大学看護学部○年生○○です。電話番号は○○○○です。」 3) 初期消火 ・小さな火のうちに消火する。 ・小さな火とは、壁やふすまなどの立ち上がり面から上方へ燃え広がって天井まで移って いない火事のことである。 ・手分けして、機敏に消火器等を用いて消火する。 ・火元周辺の可燃物は取り除く。 ・類焼や延焼を防ぐため、中に人がいないことを確認し、扉や窓を閉める。 ・実験室など化学薬品がある場所では、爆発などの恐れがあるので十分注意し、現場に詳 しい人が消火にあたる。 4) 119番通報 ・落ち着いて火災発生現場の位置と火災状況及び避難状況を正確にはっきりと知らせる (分かる範囲でよい)。 ( 例 )「火事です。」 ・道路に出て消防車等の誘導を行う。また、周囲の人に協力を求め消防車等の進入路を 確保する。(障害物の撤去等) 5) 避難 ・初期消火にあたっている場合、炎が天井に燃え移ったら消火を諦めて避難する。 ・職員及び非常放送の指示がある場合は指示に従って避難する。 6) 避難するときの注意 ・非常持出物品を持って避難する。 ・エレベーターは使用しない。 ・姿勢を低くし、ハンカチやタオルを口と鼻に当て、煙を吸わないようにする。 ・炎の中は躊躇せず、一気に走りぬける。 ・いったん避難したら再び中には戻らない。 ・身の安全を確保しながら、施設に不慣れな来学者や障がい者の方などの避難を積極的に 支援する。 ・できるだけ火元から横に逃げ、そこから階段で避難する。 ・人体に火が付いた場合は、大声で人を呼び大量の水をかけてもらう。周囲に人がいない 場合は、床を転がる等して擦り消す。 -…227…-5
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