獨協医科大学附属看護専門学校 令和5年度学生生活のしおり
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1 )〈基礎分野〉では、人間の理解と社会のしくみや動向に関心を持ち社会的視野を広げるために「科学的思考の基盤」と「人間と生活・社会の理解」の2つの領域を置く。2 )〈専門基礎分野〉では、看護師として必要な医学的知識を中心に学ぶ。そのため人体を系統立てて理解する「人体の構造と機能」、健康障害とその治療について学ぶ「疾病の成り立ちと回復の促進」、疾病が一人ひとりの生活にどのような影響を及ぼすかを理解し、健康な生活を支える社会と医療のしくみを理解する「健康支援と社会保障制度」の3つの領域を置く。3 )〈専門分野〉は、看護学の基盤となる考え方や援助方法についての科学的根拠を学ぶために、「看護の基盤となる科目」「看護実践を支える科目」の領域を置く。さらに、知識・技術・態度の統合を図り看護実践能力を育成するために「看護実践科目」の領域、さらに、看護マネジメント力や医療安全・災害時の看護について学ぶ『看護の統合と実践』の領域を置く。1) 専門職業人としての倫理観に基づく看護を実践できるために、〈基礎分野〉の[人間と生活・社会の理解]に「こころの健康と発達」「哲学と宗教」「人間関係論」「音楽」「社会のしくみ」「やさしい政治と経済」、〈専門分野〉の[看護の基盤となる科目]に「看護実践の基盤となる倫理」を配置する。2) 看護の対象を総合的に理解し、科学的な知識・技術に基づいた看護を実践できるために、まず、看護の対象を総合的に理解するための科目として、〈基礎分野〉の[科学的思考の基盤]に「看護物理学」、〈専門基礎分野〉の[人体の構造と機能]に「人体の構造Ⅰ・Ⅱ」「人体の機能Ⅰ・Ⅱ」「生化学」「臨床栄養学」「看護形態機能学」、[疾病の成り立ちと回復の促進]に「微生物学」「臨床薬理学」「疾病の成り立ち」「看護につながる病気の理解Ⅰ~Ⅴ」「看護につながる検査学」、[健康回復支援と社会保障制度]に「リハビリテーション論」「公衆衛生学」「家族関係論」を配置する。それらの知識を基盤に、科学的な知識・技術に基づく看護を実践するための科目として、〈専門分野〉の[看護の基盤となる科目]に「看護学概論」「基礎看護技術Ⅰ~Ⅵ」「看護理論と看護過程」「フィジカルアセスメント論」「臨床看護総論」「基礎看護学実習Ⅰ~Ⅲ」、[看護実践を支える科目]に、看護の領域である地域・在宅、成人、老年、小児、母性、精神それぞれに「概論」「基盤となる考え方」「基盤となる技術」を置く。また「領域横断科目]を新設し、「健康支援論」「薬物療法と看護」「周手術期の看護」「慢性期の看護」「終末期の看護」「健康回復支援論1・Ⅱ」を配置する。そして[看護実践科目]に「地域・在宅看護論実習Ⅰ・Ⅱ」を配置する。3) 保健・医療・福祉におけるチームの一員としての自覚をもとに、看護の役割と責任をもって協働できるために、〈専門基礎分野〉の[健康回復支援と社会保障制度]に「健康と保健体育」「社会保障論」「看護実践の基盤となる法律」、〈専門分野〉の[看護の統合と実践]に「看護管理概論」を配置する。4) 看護の発展や質の向上に向けて、主体的学修能力を身につけることができるために、〈基礎科目〉の[科学的思考の基盤]に「文章表現の論理」「情報科学」「プロジェクト学習」「教育学」と〈専門分野〉の[看護の統合と実践]に「看護研究の基礎」を配置する。5) 国際的な視野をもち看護を実践できるために、〈基礎分野〉の[人間と生活・社会の理解]に「看護英語」「コミュニケーション英語」「多様な文化の理解」を、〈専門分野〉の[看護の統合と実践]に「災害看護と国際看護」を配置する。 DP1~DP5までの学びを統合するために〈専門分野〉の[看護実践科目]として「地域・在宅看護- 6 -2.分野および領域の区分3.ディプロマ・ポリシーにもとづいた科目の配置

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