DOKKYO MEDICAL UNIVERSITY HOSPITAL

　透析部では25台の最新透析コンソールと専用の腹膜透析診察室を有し、腎臓専門医・透析専門医、看護師、臨床工学技士、栄養士、理学療法士が連携をとりながら、透析治療を行っています。週２～3日の外来通院透析だけでなく透析導入及び様々な合併症で手術や検査が必要な患者さんの入院透析治療を行っています。血圧が不安定な患者さんに対して循環系に負担の少ない血液濾過透析や、閉塞性動脈硬化症に対しLDLアフェレーシス療法、敗血症に対してエンドトキシン吸着療法、血漿交換など、様々な血液浄化療法を各診療科と連携して行っています。

　血液透析患者さんには、定期的なシャントエコーを実施し、シャント狭窄の早期発見やVAIVT後の血流状態のチェックなども行っています。

　令和3年より透析情報管理システムを導入しており、安全で効率的な透析治療を実現しています。QOLの向上と生命予後の改善に向けて、リハビリや栄養指導を積極的に行っています。その他、定期的な足の観察やフットケアを通じて、維持透析患者さんの足病変の発見と進行予防に努めています。

　腹膜透析患者さんへは腹膜透析指導看護師と腹膜透析認定指導臨床工学技士による腹膜透析の管理を行っています。遠隔モニタリングの実施や訪問看護事業所との連携により患者さんが適切な在宅治療を行えるよう支援を行っています。

　慢性腎不全治療選択として、血液透析・腹膜透析・腎臓移植があり、患者さんに合った治療法を選ぶために、意思決定支援をしています。

　腎移植を希望される患者さんには、獨協医科大学埼玉医療センターと連携を図りながら、腎移植を受けられるように支援しています。

　また、腎臓病の知識の普及と啓発を目的として一般の方が気軽に受講できる腎臓病教室を開催しています。

• 腎臓専門医
• 透析専門医
• 認定血液浄化臨床工学技士
• 認定集中治療関連臨床工学技士
• 透析技術認定士（臨床工学技士）
• 腎代替療法専門指導士（臨床工学技士）
• 慢性腎臓病療養指導看護師
• 腹膜透析指導看護師
• 腹膜透析指導臨床工学技士
• 特定看護師（急性血液浄化療法における血液透析器又は血液透析濾過器の操作及び管理）