化学療法レジメン申請・承認基準
- 【レジメン申請基準】
-
- 原則、申請レジメンは文献を添付する(ないものは却下)。
- 文献レベルは、下記の「提出論文の承認基準」に従い、用量・用法の記載がないものや症例報告程度のものは、原則として文献としてみなさないものとする(事例によっては化学療法委員会にて検討)。
- 胃がん、大腸がん、乳がん、肝がん、肺がんは、ガイドラインに準じたレジメンに限るものとする。(第2回埼玉県がん診療連携協議会にて、埼玉県内の治療の均一化を計ることが提案されたため)
- 倫理的な問題(適応外使用など)が絡むレジメンは倫理委員会に委ねる。
- その他、原則外の事例が提出された場合は、化学療法委員会にて検討する。
- 下記「提出文献の承認基準」を満たさない、また時間経過とともに有用性や使用頻度が少ないレジメンは、化学療法委員会にて検討し削除する。
- 【提出文献の承認基準】
-
- 治療指針、ガイドライン、取り扱い規約
- 学会が編集したもので公に認められているものは可とする(用法・用量を含んだプロトコルが記載されていること)。
- 自主研究(大学・研究グループ)
- 倫理委員会および治験審査委員会の承認を得ているものは可。
- 添付文書
- 単剤の用法・用量が添付文書に従うものであれば可。
- 論文
- 臨床試験で用法・用量および治療成績が記載されている文献。RCT、Clinical trial、Case seriesは可。
- PhaseⅡ以上の論文。がん腫によりPhaseⅢ以上。希少疾病であればPhaseⅡもしくはガイドラインに準ずる。
- 臨床試験結果の要約
- 原則認めない。追加文献必要。
- 学会報告
- 原則認めない。必要に応じその都度検討する。
- 症例報告
- 原則認めない。必要に応じその都度検討する。
- その他(学会誌などの記事や抄録)
- 原則認めない。必要に応じその都度検討する。
- 治療指針、ガイドライン、取り扱い規約
平成21年3月12日 20年度 第8回化学療法委員会 承認