ご遺体をお預かりする期間は、およそ1年から2年の間です
- ご遺体をお預かりする主な目的は、解剖学の実習に使わせていただくことです。
- この実習は全身を詳細に観察し、解剖していくので長期間を要します。
- 当大学の実習期間は約4ヶ月間です。
- お預かりしますと、ご遺体を長期間保存出来るように、まず充分な防腐処置を施します。このために約3ヶ月間を要します。防腐期間と実習期間を合わせますと、約7~8ヶ月が最低必要な期間ですが、実習は随時実施される訳ではなく、年間の講義計画に沿って行われます。年頭にその年(翌年度)に使わせていただくご遺体の予定を決めるため、お預かりした年の翌年あるいは翌々年に使わせていただくことになります。
- 現在の実習計画(令和元年現在)では、4月から7月上旬まで実習が行われ、7月中旬から順次火葬をいたします。
ご遺骨をお返しするのは9月初めからとなります。 - 年間にお預かり出来るご遺体の数は、まったく予測できません。もし、ご事情が許す場合には、翌々年の実習までお待ち頂ければ大変有り難い次第です。
- ご遺体の状態によっては、充分な防腐効果が得られず、長期の保管が難しい場合があります。
この場合には、お約束した時期より早い時期に解剖させていただき、ご遺骨をお返しする運びとなります。
このような場合には、火葬前に予めご連絡いたします。 - ご希望があれば、ご遺髪とご遺爪を小瓶にお納めし、お渡しいたします。