修学支援

大学院設置基準第14条による教育方法の実施

現在医療機関等で働いている看護職者の質向上に貢献する目的で社会人受け入れに対応しています。そのため、大学院設置基準第14条に定める教育方法の特例を用いて、必要時応じ、夜間開講、集中講義を導入するとともに、長期履修制度を導入し在職のまま学ぶことができるよう配慮します。

【大学院設置基準第14条】
大学院の課程においては、教育上特別の必要があると認められる場合には、夜間その他特定の時間又は時期において授業又は研究指導を行うなどの適当な方法により教育を行うことができる。

長期履修学生制度について

職業を有している等の事情により、標準修業年限(2年)での修学が予め困難であることが見込まれる場合は、標準修業年限を超えて一定の期間(3年間)までの、計画的な教育課程の履修を認めています。学生が職業を有している、あるいは出産・育児・介護等の事情により、標準修業年限を超えて計画的に教育課程を履修できる制度です。長期在学期間は1年単位とし、3年を上限としています。申請方法等は入学オリエンテーションでご説明します。長期履修制度の適用を受けた場合、年額の授業料は以下のとおりです。

  • 1年次 ・・・60万円
  • 2・3年次・・30万円(年間授業料60万円 ÷ 残りの履修期間2年)

授業の実施方法

授業は、平日昼間(9時から17時50分)の開講が基本ですが、平日夜間帯(6限:18時から19時30分、7限:19時40分から21時10分)や土曜日(9時から17時50分)、夏季休業期間及び冬季休業期間も開講可能です。また、共通科目及び専門科目の授業は対面授業、研究科目における研究指導はゼミ形式による対面指導が基本ですが、状況に応じて、オンラインによる授業・指導も可能です。

経済的負担軽減の措置

Ⅰ. 学修・研究に係る研究費支援
学修への意欲を高めるとともに、優れた看護実践者、看護管理者、看護教育者・研究者を育成することを目的に、在籍するすべての学生を対象に学会参加、研究のための調査、論文作成等にかかる研究費の一部を支援する制度を設けています。研究費は主指導教授の指導・管理の下、運用されます。

支援額・・・200,000円(毎年度)

Ⅱ. 日本看護学校協議会共済会総合補償制度「Will」
「Will」は教育研究活動中や通学途中、実習中など、学生自身が身体に傷害を負った場合、第三者にケガをさせたり第三者の財物を損壊した場合、感染症に罹患した場合など、思わぬ事故等に対応できる補償制度です。在籍するすべての学生は、大学負担で「Will」に加入します。
Ⅲ. 授業料の減免
災害罹災等により経済的に修学が著しく困難になった場合、授業料の減免を受けられる場合があります。罹災状況により減免額が異なりますので、看護学研究科事務室にご相談ください。また、災害の発生時期により、入学予定者も対象となりえますので看護学研究科事務室までご相談ください。
Ⅵ. ティーチング・アシスタント制度

本学では、在籍する優秀な大学院生に対して、将来教員・研究者になるためのトレーニングの機会を提供するとともに、必要な経済的援助を行うことによって、その円滑な修学に寄与することを目的としてティーチング・アシスタント(TA)制度を設けています。

  • 【業務内容】  看護学部の授業科目について担当教員の指導の下に、次の業務を行います。
    • (1)講義・演習の補助
    • (2)実験・実習の補助
    • (3)研究室における学部学生への教育的助言
  • 【手当額】  1コマ4,500円。ただし前後に要した時間は対象とはなりません。また年間100コマを上限とします。

希望者は、入学許可後に指導教員と相談の上、「TA業務従事申請書」により申請してください。