私は入職して入院課という部署に配属されました。入院課は、主に入院患者さんの会計、レセプト(保険者への請求書)の作成、請求を行っている部署です。最初の3年間は、救命救急の診療科の会計を担当しました。救命救急は重症な患者さんが多いため会計を出すことやレセプトの作成に苦労しましたが、周囲のサポートや病棟スタッフの方々の協力のおかげで滞りなく業務を全うでき、業務を通じて診療報酬について学べたほか、社会人としての基礎も身に付けることが出来ました。
4年目からは、同じ入院課のベッドコントロールという担当に就きました。ベッドコントロールとは、入院予約が入った際に入院させる部屋を探し、患者さんや関連する部署に案内・連絡をするという仕事で、入院される患者さん本人にとってはもちろんのこと、病院の経営面においても非常に重要な役割を持っています。一見簡単そうですが、病棟や患者さんの様々な都合もあり、部屋の確保・調整にはかなりの苦労を要します。ベッドコントロールは看護師長や医師と連携を取りながら仕事を進めていくため、コミュニケーション力や情報を確実に伝達する能力が重要となります。また、毎日のように高度な要求をされるため、高い集中力やスキルも必要ですが、そのような環境に身を置くことでさらに成長できていると思います。