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北関東の医科大学で初となるカダバーサージカルトレーニングルームを設置いたしました

北関東の医科大学で初となるカダバーサージカルトレーニングルームを設置いたしました

近年における手術治療の進歩はめざましく、内視鏡手術やロボット手術など従来とは全く異なる方法が多く開発され、経験のある外科医であっても技術習得は困難になってきています。高度に特殊化した手技では医療事故発生のリスクなどから、現場で習うということが適切でない場合も増えてきています。このため、諸外国ではカダバーサージカルトレーニング(以下CSTと略)が盛んに行われ、我が国からも多くの外科医が海外でのトレーニングに参加するようになりました。日本では法的な問題があり、CSTは諸外国に大きく遅れをとっておりましたが、ガイドラインが策定され医学部・歯学部を有する大学でのCSTが可能となりました。十分なCST普及のために、それを支えるだけの献体されたご遺体と専用設備を有する専用のトレーニング施設が切望されてきました。このたび解剖学実習室フロアーに専用トレーニングルーム:「カダバーサージカルトレーニングルーム」を開設し下記の通り開所式を実施いたします。式後、施設見学会も併せて行います。CST実施校は全国でも15施設とまだ少なく、CST専門施設は北関東の医科大学では初の設置校となります。※CST(カダバーサージカルトレーニング)とはCadaver Surgical Trainingを直訳すると「遺体手術トレーニング」となります。献体いただいたご遺体で行う手術手技の修練を目的とした解剖実習のことです。

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